食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03600910149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、ヒト及び動物に重要な抗菌剤への細菌の感受性の評価に関する手引書を公表
資料日付 2012年6月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月4日、ヒト及び動物に重要な抗菌剤への細菌の感受性の評価に関する手引書(2012年5月23日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
1.当該手引書の目的は、飼料添加物としての使用を意図された細菌株のヒト及び動物に重要な抗菌剤に対する耐性を確認する方法を提供することである。
2.このような検査は、国際的に認められ、標準化されている手法を用いて、一貫した方法で行われるべきである。基本的な要件として、以下の物質については個別に、抗菌剤の最小発育阻止濃度(MIC)が決定されるべきである(アンピシリン、バンコマイシン、ゲンタマイシン、カナマイシン、ストレプトマイシン、エリスロマイシン、クリダマイシン、テトラサイクリン、クロラムフェニコール、特定のケースではタイロシン、アプラマイシン、ナリジクス酸、スルホンアミド及びトリメトプリム)。
3.これらの抗菌剤は耐性に関するさまざまな決定因子を検出するために選ばれる。「動物用飼料に使用する添加物及び製剤又は物質に関する科学パネル」(FEEDAPパネル)が特定したカットオフ値は、感受性株と耐性獲得株との区別に、一貫性をもたせるための実際的対応とみなすべきである。当該カットオフ値は、微生物製品が抗菌剤の耐性を有する可能性の評価以外の目的はない。
4.特定の抗菌剤に対して、分類上の単位が同じ他の菌株に比べて、高度の耐性を示した場合は、獲得耐性の存在が示され、抗菌耐性の遺伝子的基盤に係わる追加情報が必要となる。遺伝子決定因子の獲得によるものであることが示される抗菌剤に対して獲得耐性を持つ全ての菌株は、最大規模の水平伝播の可能性があることから、飼料添加物として使用すべきではない。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.12/2012(2012.06.13)P17
国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(微生物)No.12/2012(2012.06.13)P14
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2740.pdf
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