食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu03600150475 |
| タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、みつばち大量死について欧州連合の農薬規制を強化すること及び多重要因リスクに取り組むことの必要性を勧告 |
| 資料日付 | 2012年6月4日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は6月1日、みつばち大量死について欧州連合の農薬規制を強化すること及び多重要因リスクに取り組むことの必要性を勧告した。 クルーザOSR(Cruiser OSR)は、認可された殺虫剤で、セイヨウナタネ栽培用の種子のコーティングに使用されている。クルーザOSRは、ネオニコチノイド系殺虫剤のチアメトキサムを含む3種類の有効成分を含んでいる。最近、科学論文誌Scienceに発表された研究論文は、亜致死量のチアメトキサムに暴露したみつばちの帰巣能力に有害な作用があることを明らかにした。このため、ANSESは欧州食品安全機関(EFSA)と連携して、調査研究を持続することの必要性を訴え、ネオニコチノイド系殺虫剤に対する亜致死量暴露の影響を適切に考慮した実験を農薬製剤の評価に組み入れるよう欧州連合法規(規制)の改正を要請した。ANSESは、みつばち大量死現象を効果的に抑制管理するためにリスク多重要因に取り組む必要性を指摘した。 2012年3月29日にSciencexpressに、次いで2012年4月20日にScience Vol.336 (pp.348~350)に掲載された「常用の殺虫剤が蜜採集に出た働きバチの帰巣能力に障害を与え、みつばちの生存を脅かす。」と題する論文に対し、食品総局(DGAL)から評価の科学技術的支援の要請を受けて2012年5月31日付けで提出した意見書(15ページ)は以下のURLから入手可能。 http://www.anses.fr/Documents/DPR2012sa0092.pdf 関連情報: 当該論文の要約は以下のURLから入手可能。 http://www.sciencemag.org/content/336/6079/348.abstract ミツバチの致死量以下のチアメトキサム(ネオニコチノイド系殺虫剤)への暴露は、みつばちの帰巣能力に障害を与えることによりコロニー崩壊を引き起こし、異常大量死の原因となる。無線識別マイクロチップを装着した蜜採集働きバチを放し、みつばちの行動をシミュレーションしたところ、チアメトキサムによる中毒で帰巣能力に障害を与えることを示唆するものであった。これらの実験は、世界で広く使用されているネオニコチノイド系殺虫剤の影響について新たな観点(知見)を提供するものとなった。 Stephane LE FOLLフランス農業水産大臣の声明(Videoあり)は以下のURLから入手可能。 http://agriculture.gouv.fr/Declaration-du-ministre-au-sujet みつばちは栽培作物の80%に不可欠で、農業生産に及ぼす直接的影響は非常に重要である。 欧州レベルでのこの問題の取扱いについては、ANSESの結論を考慮し、私は、直ちに欧州委員会に通知することを決定した。農薬認可審査の評価方法の変更にこれらの新たな要素を取り入れることを保証することが必要である。 フランス国内の取扱いとしては、私は、セイヨウナタネ種子のコーティングに使用する農薬、商品名クルーザ OSRの殺虫剤の認可所有者(シンジェンタ社:Syngenta)に認可取消を考えている旨を伝えた。 抗告訴訟手続きに従い、殺虫剤の認可所有者は15日間以内に異議申立てすることができる。 農家が作物を保護する必要があることはよく理解している。セイヨウナタネに使用する農薬はクルーザOSRの他にも広く使用されている種子をコーティングするタイプのものがある。クルーザOSR認可が取り消されたとしても、農家には代替解決策がある。 フランス農業水産省のQ&Aは以下のURLから入手可能。 http://agriculture.gouv.fr/Quelques-Question-Reponses-a 報道情報: http://www.agrisalon.com/fr/actualites-agricoles/article/6904423/Le-Cruiser-sur-le-colza-interdit-par-Stephane-Le-Foll.html フランス農業水産情報インターネットサイトagrisalon.comは6月1日の報道記事で、農薬クルーザ(ネオニコチノイド系農薬)のみつばちのコロニー衰亡への影響を認めたANSESの意見書に基づきStephane Le Foll農業水産大臣は、セイヨウナタネ播種期が3か月前に迫った今、スイスのシンジェンタ社(Syngenta)の農薬クルーザをセイヨウナタネに使用することを禁止する判断をしたと報じた。セイヨウナタネ65万haでクルーザが使用できなくなる。 http://www.pleinchamp.com/grandes-cultures/actualites/stephane-le-foll-se-prononce-pour-l-interdiction-de-l-insecticide-cruiser フランス農業情報インターネットサイトpleinchamp.comは6月1日の報道記事(AFP配信)で、Stephane Le Foll農業水産大臣は殺虫剤クルーザ禁止を決断したと報じた。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | フランス |
| 情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
| 情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
| URL | http://www.anses.fr/PMGC002C01.htm |
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