食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03590520344
タイトル ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)、ベルギーがBSEに関して「無視できるリスク」国のステータスを獲得した旨を発表
資料日付 2012年5月23日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)は5月23日、ベルギーが牛海綿状脳症(BSE)に関して「無視できるリスク」国のステータスを獲得したと発表した。
1.1997年、ベルギーで最初のBSE患畜が確認されたことを受けて、公式のBSEサーベイランス計画事業が開始し、疑いのある臨床症状を呈する牛全頭に検査が義務付けられた。2001年、このサーベイランス計画事業は死廃牛及び健康と畜牛についてBSE迅速スクリーニングテストの実施を義務化したアクティブサーベイランス体制へと拡大強化された。このサーベイランス事業計画は現在まで有効に継続している。
2.加えて1998年以降、ベルギーのと畜場では、公衆衛生保護のために、食用にする全てのと体から脳や脊髄などの特定危険部位(SRM)除去が義務化された。更に、家畜用飼料を介して病気が拡大しないよう、2001年から動物性たん白質を牛に給与することが禁止された(全面飼料規制)。
3.現在までに累計で133頭のBSE患畜がベルギーで確認された。最後の2頭が確認されたのは2006年である。ベルギーにおいて近年BSE状況が好転していることを受けて、2011年にAFSCAは、BSEに関して「無視できるリスク」国のステータスを得るために国際獣疫事務局(OIE)に申請書を提出した。
4.ベルギーの申請書はOIEの専門家で構成された作業部会で検討された。ベルギーのBSEサーベイランスシステムは肯定的評価を得ることができた。AFSCAが実施している牛や牛由来副産物の輸入検査及び家畜用飼料製造工場の検査、化製(レンダリング)場の閉鎖性などについても良好な評価を得ることができた。結論として、OIEの専門家は、ベルギーのBSEに関する「無視できるリスク」国のステータス申請に肯定的意見を付した。
5.2012年5月22日にパリで開催された第80回OIE総会で、ベルギーは公式にBSEに関して「無視できるリスク」国ステータスを得ることとなった(議決XVIで公表)。
6.このステータスを得ることにより、第三国との生体牛、牛肉及びその他の牛由来副産物の貿易が非常に容易になる。同様に、このステータスは中長期的に、BSEサーベイランスに関して将来にありうる見直しでも有利な影響を及ぼすことになる。ただし、このステータスは、SRM除去や飼料規制という現行の管理措置を何ら変更するものではない。
7.フィンランド、スウェーデン、デンマークに次いで、ベルギーは欧州連合で4番目にこのステータスを得た。BSE撲滅のために業界と協力してAFSCAが実施してきた検査の有効性が確認された。
地域 欧州
国・地方 ベルギー
情報源(公的機関) ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)
情報源(報道) ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)
URL http://www.afsca.be/communiquesdepresse/_documents/2012-05-23_BSESTATUUTVERWAARLOOSBAARRISICO_FR.pdf
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。