食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu03580830475 |
| タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、伝達性海綿状脳症(TSE)の衛生管理措置についての意見書を公表 |
| 資料日付 | 2012年4月4日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は4月4日、伝達性海綿状脳症(TSE)の衛生管理措置について、食品総局(DGAL)から諮問を受けて2012年3月13日付けで提出した意見書を公表した。 TSE予防、管理、撲滅対策に関する欧州規則(EC)No.999/2001に定めるTSE衛生管理措置が、その一部又は全部について欧州委員会TSE作業部会で見直しの検討に入る予定である。DGALは以下の点について科学的データを提出するようANSESに要請した。 ・欧州委員会が提案する改正についてフランスの立場を定める ・(フランスの)規制変更の提案 I. 牛 DGALは、初発症例牛の出生群以外の動物群に対し、より厳しい措置を維持することについての妥当性について検討している。 リスク動物群の定義を欧州域内で統一化する目的において、ANSESは、定型牛海綿状脳症(BSE)病原体に牛が感染するリスクが最も高い年齢に関する新たな科学的要素(データ)を持っているか? II. 小型反すう動物 フランス国内法は、めん羊のTSEに関する衛生管理措置を定めた2009年7月2日付け省令で、スクレイピーの症例が確認された場合、衛生管理措置により、めん羊を感染させた動物群(上流のリスク)、及び患畜によって感染する可能性がある動物群(下流のリスク)を調査(検査)することになっている。 DGALは、フランス国内衛生措置を適用されている飼育場以外の他の飼育場を対象にすることの妥当性を評価することができるように、以下の点を明らかにするようANSESに求めてきた。 ・患畜の上流リスクがある動物群の定義に関して、 -小型反すう動物の感染について最もリスクの高い年齢に関する新たなデータがあるか。 ・患畜の下流リスクがある動物群の定義に関して、 -飼育場での定型スクレイピー及び非定型スクレイピー病原体の、体液や様々な感染経路に関するリスク(乳、尿、糞便、血液、配偶子など)。 -分娩雌めん羊年齢及び後代の遺伝子型による垂直伝播(母子感染)リスク これらの3点の諮問について、遺伝子型ARR/XXX(定型スクレイピー病原体への感受性に影響するコドン136、154、171)を有する動物に特有なケースを示すよう求められた。 III.結論 1. 牛:最新の疫学データでは、牛の感染リスクの最も高い年齢は最初の12ヶ月間であり、次いで1~2歳である。よって、コホートの牛の検査が必要となる初発症例月齢閾値(L’age seuil du cas index)、すなわち要検査月齢は、理論的には出生及び居住コホートともに同じでなければならない。 2011年7月22日付けの「牛の衛生管理に関し、TSEロードマップ2によって提言された欧州規則改正に関する」ANSESの意見書の枠組みで実施したリスク評価は、依然有効である。従って、と畜場で検査する一般の牛と比べて、BSE患畜が発生したコホートに属する牛はBSEスクリーニングテストで偽陰性となるリスクが250倍高いといえども、 (BSE患畜コホートの牛が検査後に食用にすることの再認可を考慮した場合、フードチェーンに入る偽陰性の牛の頭数によって表される) 消費者の絶対リスクは、非常に小さい(0.0008症例/年)。 2. 小型反すう動物: (1)上流のリスク管理 定型スクレイピー病原体自然感染に関して現在持ちうるデータを考慮すると、殆どの場合、以下において感染したと考えられる。 ・出生コホートで ・直近の12か月間にいた動物群で (2)下流のリスク管理 定型スクレイピーについて、これまでに分かっている主要な個体間感染源は乳と経胎盤移行である。この理由で、感染雌めん羊が出産した動物群における強化サーベイランスを維持することを勧告する。 諮問の件に関して、繁殖農場においては、感染した小型反すう動物、小型反すう動物群及び感受性遺伝子を保有する未経産の動物群に関連する環境汚染は少ないと考えられる。しかし、今日、TSE病原体の感染における環境の潜在的な役割を評価することは依然として非常に難しいことを強調しておきたい。 つまり、直近2年間に定型スクレイピーに感染した動物群由来の、ARR/X対立遺伝子を持ち、VRQ対立遺伝子を持たない小型反すう動物の譲渡禁止に関して、この2年の期間は、現在の知見に照らせば科学的に適切ではないと考えられる。現実には、年齢や出生日の如何を問わず(衛生管理措置適用下にあれば)、感染動物群由来のARR/XXX遺伝子型の小型反すう動物は感染しているリスクが非常に限定的で、従ってリスクは非常に小さい、言い換えると疾病伝達は無視できるものである。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | フランス |
| 情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
| 情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
| URL | http://www.anses.fr/Documents/ESST2011sa0064.pdf |
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