食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu03570460475 |
| タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、家きんのサルモネラ属菌対策における孵化用卵の消毒規制緩和案によって生じる可能性があるリスクに関する意見書を公表 |
| 資料日付 | 2012年3月12日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は3月12日、家きんのサルモネラ属菌対策における公衆衛生憲章(Charte sanitaire)改正案(規制緩和)によって生ずる可能性があるリスク評価について食品総局(DGAL)から諮問を受けて2012年2月23日付けで提出した意見書を公表した。 鶏のSalmonella Enteritidis、S.Hadar、S.Infantis、S.Typhimurium、S.Virchow及び七面鳥のS. Enteritidis、S.Typhimuriumの感染防疫対策に関する2008年2月28日付け及び2009年12月22日付け省令では、最初に繁殖用家きん飼養場(採卵場)で、次に孵化場とで、孵化用卵の二重消毒を義務付けている。 現在義務化されている孵化用卵の殺菌について家きん繁殖業者が直面している課題(特にホルムアルデヒドの使用禁止)を考慮して、DGALは公衆衛生憲章が定める家きんのサルモネラ属菌撲滅対策の枠組みの幾つかの規制の見直しについてANSESに諮問した。 この諮問に対する答申は2回に分けて行われる。 1.繁殖用の鶏と七面鳥が産卵した孵化用卵の二重消毒廃止に関するリスク評価 2.産卵場における卵消毒について、製品規制を遵守し、サルモネラ属菌に対して良好な効果を保証することができるホルマリンに代わる消毒プロトコルの提案(最初の意見書が出てから3~6か月後) 本意見書は1.の部分について回答するものである。 孵化用卵のサルモネラ属菌や他の病原体による汚染レベルについて、二重消毒と比較して、使用する消毒薬の種類にかかわらず、単回消毒の効果を評価できるような科学的データを持っていないことが確認された。二重消毒を断念することの潜在的影響に関する問いに客観的に回答することが不可能であると考え、よって、必要なデータを得るための実験を実施することを勧告する。 先ずは、リスク管理者の選択を容易ならしめるべく、前の検討(Afssa 2008. Une methode qualitative d’estimation du risque en sante animale. Rapport Novembre 2008 , 67 pages、Avis Anses 2010-SA-0318 relatif a la classification europeenne du formaldehyde)で明らかになったリスク分析に基づいて、繁殖用家きん飼養場での消毒を廃止することに肯定的論拠及び否定的論拠をまとめて提言する。 [この消毒を廃止する方向の論拠] (1)孵化用卵採取のための繁殖用家きん飼養場におけるサルモネラ感染症の有病率は既に非常に低い。 (2)孵化用卵消毒は防疫対策であり、また体系的スクリーニング対策で、孵化場の汚染リスクを低減する対策全体を補完するものである。 (3)採卵方法や作業組織は変化してきており、現状は、繁殖養きん場では冷却後数時間を経て遅れて孵化用卵の消毒を行うことになり、消毒の効果が低下するが、繁殖用家きん飼養場における規制サルモネラ感染症の罹患率に対するマイナスの影響はない。 (4)従業員の安全性確保のために及び強化予防策実施を考慮すれば、その必要性は、ホルムアルデヒドをこの用途の有効性が未だ評価されていない他の消毒薬に置き換えて飼養場で使用することと適合していない。 従って現状では、飼養場で孵化用卵の消毒を停止しても、法定サルモネラ感染症が再発するリスクは非常に低い(0~9の10段階の3)と考えられる。 [二重消毒を維持する方向での論拠] (1)孵化用卵の消毒は、特に産卵からあまり時間を置かずに消毒を実施できれば、卵殻汚染からの感染全体(サルモネラ属菌、大腸菌、シュードモナス属菌など)を抑制する最も重要な要素となる。 (2)ホルムアルデヒド代替消毒薬の使用拡大及び飼養場における消毒作業を容易にする消毒室の使用は、現在は未だ体系的に実践されていない生産現場での消毒を促進する。 (3)消毒作業の緩和策は孵化用卵の衛生品質に影響を与え、病気発生増加リスクを招き、肉用鶏の動物福祉に関する規制で定める死亡率基準値遵守が難しくなり、必然的帰結として抗生物質使用という文字通り潜在的な抗生物質の乱用を招く。 (4)サルモネラ感染症の現在の衛生状況の面からは、全卵の単回消毒を実施したとしても、サルモネラ属菌が検出(分離)されること、特に、規制で指定されていない血清型のサルモネラ属菌株の検出が増加するリスクを考慮しなければならない。 従って、現状では、飼養場における孵化用卵消毒の廃止に伴う規制サルモネラ感染症の再発リスクの可能性が非常に小さいと推定できるとしても、(規制外のサルモネラ感染症を含む)他の感染症に関し孵化用卵の衛生品質劣化のリスクの潜在的増加、即ち必然的帰結として、ヒナの衛生品質低下を比較衡量しなければならない。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | フランス |
| 情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
| 情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
| URL | http://www.anses.fr/Documents/SANT2011sa0234.pdf |
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