食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu03561050208 |
| タイトル | オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、葉酸強化の監視に関するファクトシートを公表 |
| 資料日付 | 2012年3月29日 |
| 分類１ | - |
| 分類２ | - |
| 概要（記事） | オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は3月29日、葉酸強化の監視に関するファクトシートを公表した。概要は以下のとおり。 オーストラリアは2009年に製パン用小麦粉に葉酸を強化することを義務化した。同年に、パン製造に用いる塩にも葉酸を添加することが義務化された。葉酸強化の義務化導入前に、オーストラリア・ニュージーランド食品規制閣僚評議会(現在：食品規制に関する立法及び管理フォーラム(the Legislative and Governance Forum on Food Regulation))は、実施2年後に、義務的強化の総合的及び独立的レビューを始めることを約束した。既にこのレビューは始まっており、完了日は2011～13年のオーストラリア健康調査のデータの利用可能な時期に依存する。実施以来、地域及び連邦食品規制当局は葉酸強化を監視するために多くのプロジェクトを手掛けている。これらのプロジェクトの結果はレビューの報告に用いられるであろう。 1.食事のモデリング FSANZは、葉酸強化が義務化されて以来、葉酸の摂取量が増加しているかどうかを判断するための食事モデリングを行ってきた。1995年のオーストラリア国民栄養調査及び2007年の子供の栄養及び身体活動調査のデータが本研究に用いられた。オーストラリア人の食事中の葉酸及びヨウ素の現在の推定摂取量の報告は、実行小委員会及び食品規制常任委員会に送られる前の2011年12月上旬にこの報告に対するコメントを求めるためにFSANZの理事会に提出された。 FSANZは、葉酸強化の義務化が行われた後の9～10カ月後、2010年6月と7月に一般に消費されるパンの分析を行った。試料は全ての州及び準州の州都の代表的な小売店で購入された。試料はメルボルンにあるオーストラリアの国立計測研究所で化学分析された。調査から、葉酸強化の義務化実施後に、オーストラリア人が消費するパンに含まれる葉酸及びヨウ素の摂取量に関するデータが得られた。2つの国民栄養調査の食品消費データと共に本データが、オーストラリア国民の食事中の葉酸及びヨウ素の摂取量の推計に用いられた。 一般的に、葉酸及びヨウ素の推定摂取量は、対象グループ及び残りのグループ共に予期したように増加し、これらの集団に対しては栄養の要件を満たす増加となった。しかし、FSANZ及び保健当局によって最近助言されたように、妊婦及び妊娠可能な女性はなお葉酸及びヨウ素のサプリメントを継続してとる必要がある。FSANZは監視プログラムの一環として2012年のパンの分析調査を繰り返し、全ての結果を照合する予定である。 2.遵守に関する調査 2010年にオーストラリアの州及び準州の食品規制当局は、オーストラリアの義務化された葉酸強化標準の遵守を評価するために、オーストラリアの製粉工場の調査を実施した。 全体で、オーストラリア全体で21の製粉業者が本調査に参加し、葉酸強化の義務化の遵守を実証するための手配が全て整ったことを示した。これらの手配には、実施、サンプリングのプロトコル及び監視過程を支持するためのドキュメントの見直しがある。本調査は、製粉所から得た粉の試料中の葉酸濃度の分析をも含んでいた。葉酸の濃度は16の製粉所では適切な範囲内であった。他の製粉所(限度をわずかに超える又は以下で)ではいくらかのばらつきがあった。これらの製粉所は継続して作業をし、濃度を強化の適切な範囲内に保つことを食品規制当局と確認している。 3.消費者調査 食品の強化に対する消費者の態度に関する調査は現在進行中であり、2012年6月で完了すると予想される。2009年にFSANZは、Ipsos-Eureka社会総合研究所に強化食品についての現在のオーストラリア・ニュージーランドの消費者の意識、態度及び行動の定性分析をすることを委託した。この作業は定量的な調査の設計に役立った。本調査のデータ収集は2011年に終了し、分析がなされている。 4.葉酸強化の義務化の見直し 保健・高齢化省は、葉酸強化の義務化に関するレビューを個別に行っている。オーストラリア統計局によって行われている2011～13年のオーストラリアの健康調査のデータを必要とするのでこの見直しには時間がかかると予想される。この見直しは、既に行われている強化の義務化を監視する作業を検討することになるであろう。 |
| 地域 | 大洋州 |
| 国・地方 | 豪州 |
| 情報源（公的機関） | 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ) |
| 情報源（報道） | 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ) |
| URL | http://www.foodstandards.gov.au/scienceandeducation/factsheets/factsheets/monitoringoffolicaci5475.cfm |
（※注）食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要（記事）は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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