食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03560530149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品/飼料に添加される物質中の遺伝毒性及び発がん性双方を示す不純物の安全性評価のための暴露マージン手法の適用性に関する声明を公表
資料日付 2012年3月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月30日、食品又は飼料に添加される物質中の遺伝毒性及び発がん性双方を示す不純物(訳注:検討された不純物には、不可避の汚染物質、残留物及び製造副産物等が含まれる)の安全性評価のための暴露マージン(MOE)手法の適用性に関する声明(2012年2月8日採択、5ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 抄録
 EFSAの科学委員会は、EFSAから要請を受けて、食品又は飼料に添加される物質中の遺伝毒性及び発がん性双方を示す不純物の安全性評価のためのMOE手法の適用性に関する声明を出すよう求められた。科学委員会は、分析法が継続的に向上しており、例えば食品/飼料添加物あるいは食品接触材料から低濃度で検出可能な不純物(遺伝毒性及び発がん性双方を示す物質も含む)が増えていることを認識している。その結果、こうした不純物が、動物由来の生産物を含めて食品中に残留する可能性のあることが予見されうる。
 MOE手法は、不純物の起源に関係なく、遺伝毒性及び発がん性双方を示す不純物に適用できると科学委員会は考えている。科学委員会は、MOEが動物試験から導出したBMDL10 (訳注:暴露群において悪影響を示す実験動物数を対照群と比較して10%増加させるベンチマーク用量の95%信頼区間の下限値)に基づき、かつ、解釈の総体的な不確実性を考慮に入れている場合、(1) 10
,000以上のMOEは、公衆衛生の観点からの懸念は一般的に低い、(2) MOEの大きさは、懸念のレベルを示すだけであり、リスクを定量するものではないという2005年に示した見解を改めて表明する。
 不純物の評価にMOE手法を用いる場合、MOEの算出方法、MOEの大きさ及びMOEの算出方法に係る不確実性について記述することが望ましい。また、当該MOEが高い懸念を示すか、低い懸念を示すか、あるいは安全上の懸念である可能性が低いことを示すかについて結論を提示することが望ましい。
 科学委員会は、(1)特定のMOEの大きさが示す健康上の潜在的な重要性の重み付けについて、(2)高い懸念、低い懸念あるいは安全上の懸念である可能性が低いといった表現を用いる結論に対してMOEをどのように位置づけるかについて、EFSAの協力機関とフォローアップ討議を行うことが望ましいとする勧告を改めて表明する。
2. 声明
 小さなMOEが大きなMOEより高いリスクを示すように、非常に大きなMOEは、安全上の懸念である可能性が非常に低いことを示す。しかし、MOEとそれに対応する記述的用語を結びつけることについて国際的なコンセンサスは現在ない。
(訳注)
 BMDL10を用いたMOEの算出方法について、MOE=BMDL10/ヒトの推定摂取量と、「遺伝毒性及び発がん性双方を示す物質のリスク評価のための調和されたアプローチに係るEFSAからの要請に関する科学委員会の意見書」(2005年10月27日公表、33ページ)の中で記述されている。当該意見書は以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/282.pdf

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.7/2012(2012.04.04)P7
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.htm
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2578.pdf

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