食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03551110344 |
タイトル | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)、広報誌AFSCAニュースダイジェスト(Bulletins de l’AFSCA)、47号を発行 |
資料日付 | 2012年3月23日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)は3月22日、広報誌AFSCAニュースダイジェスト(Bulletins de l’AFSCA)、47号を発行した。目次と概要は以下のとおり。 [ニュース] シュマーレンベルグウイルス: 2011年11月にドイツのシュマーレンベルグで今まで知られていない症状を呈する牛やめん羊で新たなウイルスが特定された。 妊娠期に感染すると流産、死産、又は奇形出産を引き起こす。妊娠期以外の感染では、成牛で発熱、食欲減退、全身状態悪化などの症状を呈する。これらの症状は数日で消失する。めん羊では感染しても分からない。現在の情報ではヒトの健康にリスクはないようである。 このウイルスは小さな昆虫に媒介され、これらの媒介昆虫は冬季には活動が休止する。成牛では9月に感染がピークに達し、10月から減少に向かったことがドイツとオランダで観察されている。 現在のところ、EUの法規にも、ベルギーの法規にも、このウイルスに対する管理規定はない。ただし、反すう動物の流産は、報告が義務付けられている。家畜所有者は、異常が見られたら速やかに獣医師を呼び、届出伝染病の拡散を防止するよう努めなければならない。 ベルギーでは、2011年12月23日に初発感染症例が観察された。それ以降、多くの牛やめん羊の畜産農家で発生している。 [特集] 安全な食品の輸入: 欧州連合(EU)は世界最大の食品輸入地域であり、発展途上国の食品の世界最大の市場である。世界の200か国・地域から食品や飼料、動植物を輸入している。EU域外諸国から農産品や食品をEU向けに輸出する企業は、EUの現行の安全原則を順守する義務を負う。危険な食品がEU域内に入らないよう、EUとEU域外の境界で輸入管理が実施されている。 EUはしばしば厳しい食品安全規格を課し、保護主義と非難されるが、食品安全規則に関しては譲歩しない政策を選択した。 EUは国際機関で諸外国と共同して、最も公平な解決策として、世界中どこでも同じレベルの規格になるよう、食品の安全性に関する適正な国際規則を作成している。 国境検査所(検疫): EU域外からEU域内に輸入される動物由来食品の検査は、EUの高い食品安全レベルを保証するものである。動物性食品の検査は国境検査所(BIP)で行われる。ベルギーの動物性食品に関するBIPは、港湾のアントワープ(Anvers)、ゼーブリュージュ(Zeebruges)、ゲント(Gand)の3か所、及び空港のザベンテム(Zaventem)、オーステンデ(Ostende)、リエージュ(Liege)の3か所の合計で6か所である。動物由来食品以外の輸入食品は他の検査地で実施されている。これらの輸入検査は、動植物の病疫が国境を越えて侵入することを防ぐものである。 [出来事と数字] セレウス菌: 公衆衛生科学研究所は2012年1月25日のプレスリリースで、セレウス菌毒素は、ヒトが考えるよりも多く、一般的にどこにでも存在していると発表した。 この菌は環境中、特に土壌中に存在している。したがって植物性食品(B型株)や乳製品(A型株)にしばしば存在する。セレウス菌が増殖しないように適正衛生規範(GHP)を順守することが肝要である。 この菌は芽胞を形成するので、加熱に抵抗性を示す。この菌の最適増殖温度は22~37℃である。一夜で細菌数が100 ,000個/gにも達し、耐熱性の毒素の生産を始める(B型株)。この毒素が病気を引き起こす。 セレウス菌予防は以下のとおり。 -食べられる分量のみ調理し、残り物が出ないようにする。 -残り物は2時間以内に10℃以下に冷却して、冷蔵する。 -残り物を食べるときには、速やかに高温加熱する。 [食べているものを考えてみよう] レストラン編: レストランはAFSCAの営業許可書が必要で3年に1回程度AFSCAの検査を受けることになる。AFSCAのホームページで許可を得ているかどうかを調べることができるので、レストランに行く前にチェックすること。 レストランの衛生面に不備(食器が不潔、料理に髪の毛やハエなどが入っている、肉や魚から腐敗臭がするなど)がある場合は、そのレストランの責任者にクレームするか、解決されない場合にはAFSCAに通告すること。AFSCAは速やかに対処し、その結果を通告者に報告することになっている。通告者の個人情報は厳守される。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ベルギー |
情報源(公的機関) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA) |
情報源(報道) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA) |
URL | http://www.favv-afsca.fgov.be/bulletin/ |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。