食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03540430297
タイトル 国際獣疫事務局(OIE)、シュマーレンベルグウイルス感染症に係る専門家会議の結果を発表
資料日付 2012年2月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  国際獣疫事務局(OIE)は2月16日、シュマーレンベルグウイルス感染症に係る専門家会議の結果を発表した。概要は以下のとおり。
1. 会議の内容・結果
 西欧でシュマーレンベルグウイルスが出現していることを受け、当該ウイルスに関する現在の知見を整理し、加盟国や関係者に情報を提供するため、OIEは専門家会議を開催した。結果をOIE家畜伝染病科学委員会に提出した。
 当該ウイルスは、2011年下半期から西欧諸国で検出されるようになった新興動物疾病の病原体で、これまでのところ牛、めん羊、山羊及びバイソンから同定されている。現在の知見では、公衆衛生へのリスクは無視できるというのが専門家の結論である。また、ウイルス血症期間(ウイルスが患畜の血流中を循環する期間)が短く、感染は蚊やヌカカ(biting midges)のような昆虫を媒介する点でブルータングウイルスに似ているという判断であった。
 会議では、病気の予防・制御法の開発に資する研究及び科学データの収集について、優先順位が明らかにされた。また、取引を通じて病気が拡散するリスクについても評価がなされたが、肉及び乳による拡散リスクは無視できるとの結論であった。精液、胎仔及び生体の取引については、安全性に留意するよう提言された。
 今のところ情報が限られており、今後数か月中に新たな証拠が得られるとみられる。OIEは引き続き疫学・科学情報を収集し、当該新興疾病に関するガイダンスを定期的に更新していく。
2. これまでの経緯
 シュマーレンベルグウイルスは、2011年晩夏に病気の乳牛から採取した検体を基に、ドイツが同年11月に初めて公的にその特性を明らかにした。またオランダでは、乳牛と、めん羊の新生仔からも初めて検出され、同年12月に同ウイルスの存在が確認された。2012年2月には、オランダ、ドイツ、ベルギー、英国及びフランスからOIEに新興疾病として感染の届出があった。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際獣疫事務局(OIE)
情報源(報道) 国際獣疫事務局(OIE)
URL http://www.oie.int/for-the-media/press-releases/detail/article/oie-scientists-review-knowledge-on-schmallenberg-virus/
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