食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03540240314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、慢性的ボツリヌス症のQ&Aを公表
資料日付 2012年3月2日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は3月2日、慢性的ボツリヌス症のQ&Aを公表した(英語版)。概要は以下のとおり。
 1990年代半ばから、いわゆる内臓型又は慢性的ボツリヌス症の科学論文が出始めた。この病気の原因はまだ分かっておらず、初期に成牛・子牛で高頻度に観察された。この病気の症状は広範囲にわたるが、科学的に未だ立証されていない。Clostridium botulinumによる毒素感染が原因と推定されているが、現在まで最終的な結論に至っていない。ヒトでも慢性的な症状が観察され、この病気に罹患した牛を飼育する畜産農家や家族が発病している。罹患したヒトで、典型的な非特異的症状の原因は現在まで証明されていない。
 ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は体系的に利用可能なデータを評価し、最新の知識を基にして、生肉及び生乳はヒトにボツリヌス症の慢性症状を引き起こすどんなリスクもないと結論づけた。
 Q&Aの概要は以下のとおり。
Q1.慢性的(内臓型)ボツリヌス症とは何か?(回答省略)
Q2.急性ボツリヌス症とは何か?(回答省略)
Q3.慢性的(内臓型)ボツリヌス症の原因は何か?(回答省略)
Q4.家畜の慢性的ボツリヌス症をどのようにして予防するか?(回答省略)
Q5.患畜が食肉処理されるのを防ぐ規則はあるか?
A5.原則として、健康な家畜のみが食肉処理される。家畜に症状がなくても、ボツリヌス症が発生した畜産農家からの家畜であるならば、その畜産農家は状況に応じて食肉処理場に報告する義務がある。その場合は、法的資格のある獣医師が、まずその家畜が本当に健康か検証する。
Q6.牛乳又は肉によってヒトは急性又は慢性的ボツリヌス症に罹るか?
A6.利用可能なデータの評価から、BfRは生乳又は生肉がヒトに急性ボツリヌス症のリスクをもたらす証拠は発見できなかった。「急性ボツリヌス症の乳牛からの生乳中にボツリヌス毒素が存在する」という主題の幾つかの科学論文があるが、毒素が生乳中に分泌されるという証拠はない。1つの研究で、人為的に感染させられた乳牛では、感染牛の生乳から毒素は検出されなかった。急性ボツリヌス症の牛の肉からボツリヌス毒素が検出されたという事例が、科学論文に述べられたことはない。しかし、毒素を検出する研究方法に関しては、重要な改良が求められる。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/en/questions_and_answers_on_chronic_botulism-128993.html
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。