食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03510050149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、欧州住民におけるカドミウムの食事経由暴露量に関する科学的報告書を公表
資料日付 2012年1月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月18日、欧州住民におけるカドミウムの食事経由暴露量に関する科学的報告書(2012年1月17日付け、37ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. カドミウムは、腎不全を引き起こす可能性があり、がんのリスク増に統計学的に関連している。食品は、非喫煙者集団におけるヒトへの大きな暴露源である。EFSAの「フードチェーンにおける汚染物質に関する科学パネル」(CONTAMパネル)は、全消費者に対する十分な保護を確保するために2.5μg/kg体重/週の耐容週間摂取量(TWI)を推奨したが、FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)は、暫定耐容月間摂取量(PTMI)を25μg/kg体重/月に設定した。主要な食事経由暴露源をさらに特定するために、欧州市場における食品中のカドミウム濃度が検証され、詳細な個々の食品の消費データを用いて暴露量が推定された。
2. 高濃度のカドミウムが、藻類の調製品、ココアを主成分とする製品、甲殻類、食用くず肉、きのこ類、油糧種子類、海藻類及び水生軟体動物中に認められた。食事を経由したカドミウムの生涯暴露量の試算で、middle bound (訳注:検出限界値(LOD)未満のカドミウム濃度をLODの半値として入力した場合)における全年齢群の生涯にわたる週間暴露量の平均値及び95パーセンタイル値がそれぞれ2.04μg/kg体重/週及び3.66μg/kg体重/週 (訳注:いずれも平均寿命77歳における各年齢群の対象暴露期間について重み付けして補正したもの)と推定された。食事を経由した暴露量の個々の調査結果は、食習慣及び調査方法の違いを反映して、週間暴露量の平均値においてはlower bound (訳注:LOD未満のカドミウム濃度をゼロとして入力した場合)の最小値1.15μg/kg体重/週から、upper bound (訳注:LOD未満のカドミウム濃度をLODとして入力した場合)の最大値7.84μg/kg体重/週までばらつき、週間暴露量の95パーセンタイル値においてはlower boundの最小値2.01μg/k体重/週からupper boundの最大値12.1μg/kg体重/週までばらつきがあった。
3. 大量に消費される食品が、カドミウムの食事経由暴露量に大きな影響を及ぼした。このことは、大きな食品分類の穀類・穀類製品(26.9%)、野菜・野菜製品(16.0%)及びでんぷん質の根菜類(13.2%)に当てはまった。さらに詳細な食品分類をみると、ばれいしょ(13.2%)、パン及びロールパン(11.7%)、焼き洋菓子(5.1%)、チョコレート製品(4.3%)、葉菜類(3.9%)及び水生軟体動物(3.2%)が、全年齢群を通じてカドミウムの食事経由暴露量に大きく寄与した。
4. 小児及び成人の95パーセンタイル値の暴露量は、健康影響に基づく指針値を超える可能性のあることが本検証によって確認された。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.2/2012(2012.01.25)P4
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2551.pdf

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