食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03480590340
タイトル フランス厚生・連帯省、ビスフェノールA(BPA)暴露予防策周知のためパンフレットを作成し、配布を開始
資料日付 2011年11月18日
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概要(記事)  フランス厚生・連帯省は11月18日、ビスフェノールA(BPA)暴露予防策周知のために、「妊婦や親及び子供が食品経由BPA暴露を抑制するためにすぐにできること」というパンフレットを作成し、配布を始めた。パンフレットには以下の点について説明がなされている。
「BPA暴露予防のための、妊婦と子供の両親が注意すべきこと」
1. BPAとは何か?
2. BPAは何処にあるか?
3. どのようにすれば容器がポリカーボネート製か否かを知ることができるか?
4. あなたの健康や、子供の健康にリスクはあるか?
 フランス当局が科学的研究論文を評価したところ、低用量でも動物で健康影響があることが判明したことから、ヒトでも、特に乳児、幼児、妊婦及び授乳中の母親に健康影響の懸念が出てきた。
 用心のためにフランスでは2010年6月30日から、欧州連合(EU)でも2011年6月からビスフェノールA(BPA)を含む哺乳瓶の輸入、製造、販売を中断(禁止)している。主にガラス製やポリプロピレン製の哺乳瓶に切りかえられた。
 フランスでは更に、3歳までの子供については2013年から、国民すべてについては2014年からBPAを含む食品用容器包装は順次禁止されることになっている。
5. とるべき行動は何か?
・妊婦や授乳中の親
- 食品や飲料の保存にポリカーボネート製容器の使用を避けること。
- やむを得ずにポリカーボネート製容器を使用する場合はBPA溶出を避けるため加熱しないこと(電子レンジ、湯煎鍋など)。
- 熱い食べ物や飲み物をポリカーボネート製容器に入れないこと。
- 生鮮食品を優先して使用し、缶入りのものは避け、缶入りのものをそのまま直接加熱せず、内容物を取り出して鍋で加熱すること。
- 母乳授乳は継続すること(BPAのリスクより母乳のメリットの方が大きい)。
・乳幼児がいる場合
- 購入にあたってはBPAを含まない哺乳瓶を選ぶこと(特に国外旅行中は注意が必要)。
- ポリカーボネート製哺乳瓶や容器を使用しないこと。
- 包装容器に入れたまま食べ物や飲み物を加熱しないこと。
- 従来の包装容器入りの乳幼児用調製粉乳や食品は継続して使用すること(BPAのリスクより必要な栄養を摂取することのメリットの方が大きい)。
 パンフレット(4ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.sante.gouv.fr/IMG/pdf/BPA_-_Recommandations_aux_femmes_enceintes_et_aux_parents_de_jeunes_enfants.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス厚生・連帯省
情報源(報道) フランス厚生・連帯省
URL http://www.sante.gouv.fr/bisphenol-a-les-recommandations-de-la-direction-generale-de-la-sante.html
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