食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03450220149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分メタムのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表 |
資料日付 | 2011年9月12日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は9月12日、農薬有効成分メタム(Metam)のリスク評価のピアレビューに関する結論(2011年8月8日付け)を公表した。概要は以下のとおり。 1. メタムは、再評価プログラムの第3段階パートBにある84種類の有効成分の1つである。指令91/414/EECの附属書I (訳注:植物防疫製剤への含有を認可された有効成分のリスト) へのメタムの非収載及び当該成分を含有する植物防疫製剤の認可取消しに関する理事会決定2009/562/ECの後、申請者が当該リストへのメタムの収載を求めて再申請を行った。再提出された申請書類には、認可リストへの非収載の決定をもたらした結論において特定された問題点に対する追加データが含まれた。 2. 最初の評価の結論は、にんじん、ラムズレタス、きゅうり、なす、とうがらし、ばれいしょ、いちご、トマト及びぶどうの栽培前に土壌くん蒸する殺線虫剤、殺菌剤、除草剤及び殺虫剤としての代表的用途の評価に基づいて出された。再提出された申請書類のピアレビューの結論は、同じ代表的用途の評価に基づいて出された。 3. 関連する不純物が分析される場合の貯蔵安定性データがデータギャップとして特定された。関連する不純物のメチルイソチオシアネート (MITC)及びN ,N’-ジメチルチオ尿素(DMTU)についてスペクトルが利用可能である。 4. 哺乳動物毒性として、経口摂取及び吸入されたメタムナトリウム(Metam-sodium)は有害である。メタムナトリウムの一日摂取許容量(ADI)は、イヌ1年間強制経口投与試験の無毒性量(NOAEL)を根拠に安全係数100を適用した0.001mg/kg体重/日である。メタムナトリウムの急性参照用量(ARfD)は、ラット発生毒性試験における全体的なNOAELを根拠に安全係数100を適用した0.1mg/kg体重で、ウサギ発生毒性試験によって裏付けられた。 5. MITCには経口毒性及び吸入毒性がある。MITCのADIは、イヌを用いた90日間飲料水投与試験のNOAELを根拠に安全係数100を適用した0.004mg/kg体重/日である。MITCのARfDは、ラット発生毒性試験における母体毒性のNOAELを根拠に安全係数100を適用した0.03mg/kg体重である。 6. 植物由来食品の規制対象及びリスク評価のための残留物定義はいずれもMITCである。リスク評価を完了することが可能であり、すべての代表的作物に0.01mg/kg(定量限界)の残留基準値が提案される。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2334.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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