食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03440540149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、欧州における2011年志賀毒素産生性大腸菌(STEC)血清型O104:H4集団感染症に関する科学報告書を公表
資料日付 2011年10月3日
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概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月3日、「欧州における2011年志賀毒素産生性大腸菌(STEC)血清型O104:H4集団感染症:実績評価」と題する科学報告書を公表した(英文22ページ)。
 2011年5月21日、ドイツで始まったSTEC血清型O104:H4集団感染は
,初発症例の調査からサラダの生野菜の摂取が関連していたが、その後の調査の結果から、他の野菜よりも生のスプラウトが有意に関連していることが示された。十分な情報が得られた患者全員の追跡調査から、ドイツのあるスプラウト農家からのスプラウト種子の摂取が原因となっていることが示された。生産現場の調査からは環境汚染の証拠はなかった。従業員は感染していたが、集団発生の前には病気ではなかったことから、彼らは感染源でないとの結論が出された。よって、スプラウト生産に用いられた汚染種子が最も可能性の高い感染源である。数種類の種子が使用され、それらのスプラウトを混合したものが販売されていた。
 その後、フランスにおいて6月8日から一地方の行事の参加者に出血性下痢患者が発生した。このクラスターでも、スプラウト種子の摂取が疾病と関連していた。さらに、ドイツとフランスのアウトブレイク株であるSTEC株は互いに識別できないことが判明したことから、これら2つの集団感染の感染源は共通であると結論づけられた。
 種子に関する追跡情報から、エジプト産の特定ロットのフェヌグリーク種子が最も感染源としての可能性が高いとの結論が出された。STEC血清型O104は、欧州及び世界中のヒトでは極めてまれな血清型である。以前にあった欧州での散発例は北アフリカ、中東、中央アジアに旅行歴があった。
 7月26日にロベルト・コッホ研究所から終息宣言が出された。今日までに当集団感染に関連するECDC(欧州疾病予防管理センター)とWHOへ報告されたEUにおける総感染者数は、合わせて3
,911人となっている。
 当該報告書は以下のURLから入手可能。
Http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2390.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/2390.htm
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