食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03412210475 |
タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、ヒトが摂取する乳の抗生物質またはスルホンアミドの検出方法について意見書を提出 |
資料日付 | 2011年8月8日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は、ヒトが摂取する乳の抗生物質またはスルホンアミド(訳注:牛乳アレルギー禁忌の薬剤、難代謝性抗菌剤)の検出方法について食品総局(DGAL)から諮問を受け、2011年6月16日付けで意見書を提出した。 旧フランス食品衛生安全庁(旧AFSSA)は、現行の阻害物質検査(recherche d’inhibiteurs)による残留抗生物質検査法を見直す必要があると指摘していた。特に乳加工の主要な問題であるβ-ラクタムとテトラサイクリンの検出能力について強調していたが、乳牛の他のクラスの抗生物質(特にフルオロキノロン、マクロライド)については考慮されていなかった。 DGALは、従来の制度を補完して現行法規に適合させ、ヒトが摂取する乳の残留抗生物質検出戦略を発展させたいと望んでいる。 フランス全国酪農経済業種間センター(CNIEL)は、乳中の残留抗生物質検出に使用する確認方法を発展させる目的で、乳中の残留抗生物質またはスルホンアミドのスクリーニング・テストで陽性の結果が出た場合に使う確認試験方法の選定に関する仕様書案を提出してきた(cf. 添付書類CNIEL IG INH 05)。特に、スクリーニング・テストの検出能力と確認試験の検出能力の一貫性を確保し、規制法によって定められた残留最大限度の遵守を保証することをテーマとしている。DGALの諮問とANSESの答申は以下のとおりである。 諮問:CNIELが提案する確認方法の改革プロジェクトは法的見地からも公衆衛生的見地からも適切か? 答申:改革プロジェクトは法的見地からも公衆衛生的見地からも適切である。 諮問:残留抗生物質検出に関する新戦略を策定するために、DGALは優先的に考慮しなければならないクラスの抗生物質や化合物の正確なリストを作成したいと望んでいる。公衆衛生上最もリスクが高い化合物(残留物質、アレルギー及び抗生物質耐性に関する問題)は何か? 答申:販売されている化合物を検証すると、テトラサイクリン、β-ラクタム、セファロスポリンが最も頻繁に処方される化合物であり、公衆衛生上最もリスクが高いクラスの化合物(抗生物質)である。 ANSESは、CNIELが提案する自主検査の改革が最もリスクの高いクラスの抗生物質の乳中残留物質検出能を改善し、公衆衛生保護を向上すると結論づけた。 ANSESは、迅速テストで確認できなかったが、一次検査で残留物質が検出された乳の確認分析には「バチルス・サブチリスBacillus Subtilis」確認と言われるテストの使用を維持することを勧告する。また、これらの乳の追加テストをナショナル・リファレンス・ラボラトリーと共同して実施し、検出された化合物の特徴の分析と把握(特徴付け)や、新たな検査法開発の妥当性を評価することを勧告するとしている。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
URL | http://www.anses.fr/Documents/LABO2011sa0038.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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