食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03412190475 |
タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、脂肪酸の推奨栄養所要量について実施した自ら評価の報告書を発表 |
資料日付 | 2011年7月13日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は、脂肪酸(FA)の推奨栄養所要量について2005年10月27日に自ら評価の実施を決定し、2011年5月1日付で報告書を発表した。 ANSESの前身である旧フランス食品衛生安全庁(旧AFSSA)は、2001年に文献調査を実施し、脂質の推奨栄養所要量(RDA)、特にFAについてRDAを定めた。また成人の総脂肪酸摂取量については、一定の数値の幅を提案した。 2001年の報告書以来ω3脂肪酸(n-3 PUFA(高度不飽和脂肪酸))系に関する新知識、リノール酸(LA)摂取量の上限値の設定に関する知見及び飽和脂肪酸(SFA)摂取量に関する研究など新たなデータが次々と発表されており、栄養評価をより深化し、新たなRDAを設定する必要が出てきた。 これらのうちの幾つかのデータは、妊婦や授乳期の女性、子供、青年及び高齢者などの成長段階に基づく、PUFA摂取量の妥当性の問題を提起している。また、旧AFSSAは報告書の勧告で、n-3 PUFAと心臓血管系に関する健康強調表示について問題を提起するものとなっている。この旧AFSSAの報告書にはエイコサペンタエン酸(EPA)のRDAについて触れられていない。加えて、長鎖n-3系高度不飽和脂肪酸(Lc n-3 PUFA)を添加したサプリメントやこれらの脂肪酸を強化した食品が多数出現してきたことで、これらの摂取と健康強調表示に関して多くの問題を引き起こしている。以上の観点から旧AFSSAの報告書を更新することとなった。結論ではLA/α-リノレン酸(ALA)の比を5以下にすることなどを提案している。本報告書(仏文321ページ)の目次は以下のとおり。 1. 序文 1.1. 諮問確認 1.2. 背景 1.3. 鑑定方法 2. FA:生化学的及び生理学的概要 2.1. 構造と機能 2.2. ある種のFAの本質と必須性 2.3. 生理的に正常な成人の生理的最小必要量の決定 3. FAの生理学的利用能 3.1. 食事性脂質の加水分解 3.2. 加水分解性生物の吸収 3.3. FAの腸細胞内代謝 3.4. カイロミクロン中の脂肪酸トリグリセリドの取込み 3.5. 生化学的及び機能的帰結 3.6. 要約/結論 4. FA摂取量、正常作用、中枢神経系(CNS)の疾病 4.1. 動物実験とin vitro実験 4.2. FA、認知機能低下と認知症 4.3. FAと精神衛生 4.4. 考えられる機序 5. 病態生理学を考慮した生理的必要量の設定の変更調整 5.1. 肥満症、代謝症候群及び糖尿病発症におけるFAの役割 5.2. 心臓病発症におけるFAの役割 5.3. がん 5.4. その他の疾病 6. 成人のRDAの設定 6.1. エネルギー摂取量に占める総脂質の割合の設定 6.2. 各種FAのそれぞれのRDAの設定 7. 特定集団の必要量とRDA:妊婦と授乳期の女性、乳児、子供及び高齢者 7.1. 妊婦と授乳期の女性 7.2. 新生児と生後6か月までの乳児 7.3. 子供と青年 7.4. 高齢者 8. 結論 9. 附属書 9.1. 附属書 1 : 食事由来の脂肪酸の多様性 9.2. 附属書 2 : ALAが心血管疾病リスク要素に及ぼす影響:動物実験 9.3. 附属書 3 : FAのがんに及ぼす影響の研究リスト |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
URL | http://www.anses.fr/Documents/NUT2006sa0359Ra.pdf |
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