食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03400100361
タイトル 台湾行政院衛生署食品薬物管理局、可塑剤5種について耐容一日摂取量を設定した旨公表
資料日付 2011年7月13日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  台湾行政院衛生署食品薬物管理局は7月13日、フタル酸ビス‐(2-エチルヘキシル)(DEHP)、フタル酸ジブチル(DBP)、フタル酸ジイソノニル(DINP)、フタル酸ベンジルブチル(BBP)、フタル酸ジイソデシル(DIDP)の5種類の可塑剤について、耐容一日摂取量(TDI)を定めた旨公表した。TDIは以下のとおり。
1. DEHP:0.05mg/kg体重/日
2. DBP:0.01mg/kg体重/日
3. DINP:0.15mg/kg体重/日
4. BBP:0.5mg/kg体重/日
5. DIDP:0.15mg/kg体重/日
 可塑剤はプラスチック容器・器具を製造する際に用いる添加物であるため、食品の製造過程においてプラスチック製の器具や包材を使用すると、最終食品に少量の可塑剤が含まれる場合がある。また、可塑剤は産業界において大量に使用され環境中にも存在するため、食品中に含まれる少量の可塑剤は環境汚染由来又は食物連鎖由来の可能性もある。食品薬物管理局は国内外の専門家が提出した毒性研究やバックグランド値に関する資料を参考にし、同局の食品衛生安全・栄養諮問委員会の検討を経てTDIを設定した。
 また、食品中の可塑剤問題について管理を強化するため、以下の5つの措置を打ち出した。
1. 市販食品のモニタリングにおいて、可塑剤を通常のサンプリング検査項目に組み入れる。
2. 国内の食品(国産及び輸入品)の可塑剤含有量について調査を行い、各種食品に含まれる可塑剤のバックグラウンド値を調べると同時に、その他可能性のある汚染源からの汚染を防止する。
3. プラスチック製の食品用包装材及び食品用容器の規格、衛生基準及び使用規範を引き続き改正し、食品中の可塑剤含有量を減らす。
4. 工業準則(Industrial Guideline)の策定、可塑剤の参照基準の設定を行い、製造工程又は器具の改善を図ることで加工食品中の可塑剤含有量を減らす。
5. 可塑剤のバックグラウンド値のデータバンク構築、国民の暴露量に関するリスク評価により、包装済み飲料及び乳幼児用食品を最優先に基準を制定する。
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾行政院衛生署
情報源(報道) 台湾行政院衛生署
URL http://www.doh.gov.tw/CHT2006/DM/DM2_p01.aspx?class_no=25&level_no=1&doc_no=81176
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