食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03390750314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、腸管出血性大腸菌(EHEC)血清型O104:H4に関するFAQを公表 |
資料日付 | 2011年7月6日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は7月6日、腸管出血性大腸菌(EHEC)血清型O104:H4に関するFAQを公表した。概要は以下のとおり。 今回のEHECアウトブレイクは、血清型O104:H4が疾病の原因として特定された。大腸菌株には、無毒性、病原性など様々なものがある。EHEC血清型O104:H4の遺伝子解析により、当該株は腸管凝集性ベロ毒素産生性大腸菌(EAggEC)と非常に類似性が高いことを示している。これらの事実から、BfRの意見では実際のアウトブレイクの原因となった株はヒト又はヒトを介して環境を通じて感染し、更に食品を通じて拡散された可能性がある。 Q1.EHEC及びEAggECはどこからくるのか? A1.EHEC及びEAggECは病原性大腸菌に属している。EHECは反すう動物の腸に存在し、糞便中へ排泄される。EHECはヒトに感染し、重度の下痢症状を引き起こす。EAggECも同様にヒトに重度の下痢症状を引き起こすが、動物では存在が実証されていない。 Q2.何によって、EHECとEAggECを区別するのか? A2.EHECの特徴は、志賀毒素を産生しその宿主の腸内の特定のタンパク質と結合する。EAggECは通常、志賀毒素は産生せず、接着因子により腸壁に結合する。 Q3.どのようにEAggECは感染するのか? A3.ヒトからヒトへの接触により感染する。 Q4. EAggECと実際のアウトブレイクの原因であるEHEC血清型O104:H4にどのような関連性があるのか? A4.当該EHEC血清型O104:H4は、中央アフリカで検出されたEAggEC株と93%配列の相似性があった。更に志賀毒素を産生するEHECの性質も持っている。 Q5.当該EHEC血清型O104:H4の発生源は明らかになったのか? A5.今までの知見に基づいて、アウトブレイクEHEC血清型O104:H4はその性質及び詳細な遺伝子配列から宿主はヒトであると考えざるを得ない。なぜならこの大腸菌の型は動物では見つけられていない。更に特定の抗生物質耐性を持っており、これはヒト由来であることを意味している。 このアウトブレイク型がヒトから動物へのバリアを克服したという証拠はない。しかし、アウトブレイク型は、動物が汚染された水を摂取する等で二次的に動物に感染する可能性を排除することはできない。 Q6. ヒトがアウトブレイクEHEC血清型O104:H4の宿主である場合は、たい肥が原因であることを除外してもよいのか? A6.現在の証拠は、病原体が今回のアウトブレイクに関連する食品に入り込むことが直接ヒトから又はヒトから環境を通じて起こる可能性を示唆している。現在のデータでは、フードチェーンへの入り口が動物の糞尿である可能性は低いと見なされる。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | http://www.bfr.bund.de/de/fragen_und_antworten_zur_herkunft_des_enterohaemorrhagischen_e__coli_o104_h4-70869.html |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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