食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03390690450 |
タイトル | Eurosurveillance: フランスにおける大腸菌血清型O104:H4集団感染症及び各国の疫学報告書から食品媒介感染症記事 |
資料日付 | 2011年6月30日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Eurosurveillance 6月30日号(Volume 16 , Issue 26 , 30 June 2011)に掲載された、フランスにおける大腸菌血清型O104:H4集団感染症、及び各国の疫学報告書から食品媒介感染症記事の概要は以下のとおり。 1.速報「2011年6月のフランス南西部における大腸菌血清型O104:H4による溶血性尿毒症症候群及び出血性下痢の集団発生」 2011年6月28日12時現在、フランス南西部ジロンド県において溶血性尿毒症症候群(HUS)又は出血性下痢の15症例が確認された。感染媒介物は6月8日のBeglesでの行事で出されたスプラウトであることが示唆された。志賀毒素産生性大腸菌血清型O104:H4株が5症例から分離された。この菌株は最近のドイツのアウトブレイク株大腸菌血清型O104:H4と遺伝子的に関連性があり、同様の病原性及び薬剤耐性特性を有していた。 2.各国の疫学報告書から食品及び水媒介感染症記事4報 (1) スウェーデン:ドイツにおける腸管出血性大腸菌(EHEC)集団感染症-スウェーデン旅行者は重症(スウェーデン語) (2)英国:2011年4月に南西地方における焼いた豚肉に関連するSalmonella Typhimurium DT12及びDT193による集団感染症 2010年英国において、Salmonella Typhimuriumファージ型193(DT193)はこの血清型の中で最も多く届出があった(24%)。一方、ファージ型Definitive type(DT)12は1%に満たない届出数であった。DT193及びDT12は、豚肉、未殺菌乳、デザート、サンドイッチ、赤身肉など広い範囲の食品と関連していた。本年4~5月に英国南西部において、通常より多いS.Typhimrium DT12及びDT193の届出があり、いずれの集団感染も焼いた豚肉の料理が関連していることが示唆された。現在、南西部以外の地域でも追跡調査を行っている。 (3)英国:イングランドにおけるベロ毒素産生性大腸菌(VTEC)O104感染症 2011年6月9日時点でドイツは溶血性尿毒症症候群(HUS)759人(その内の559人は大腸菌 O104による感染が確認されている)、またVTEC感染による出血性下痢患者2 ,229人を報告した。英国では、13症例が特定され、HUS患者が3人、出血性下痢患者は10人であった。そのうちの5人は微生物学的に確認されており、彼らは全員発症前2週間以内にドイツに旅行歴があった。全ての症例は成人(65歳以上2人)で、6人が女性であった(46%)。アウトブレイクの間に入院歴のある患者は6人で、1人が未だ入院中であるが状態は改善している。6月9日現在、ドイツの報告症例数からまだアウトブレイクは継続していることが示されたが、5月中旬に比べて報告症例数は減少している。この減少が生鮮農産物の摂取を変えたせいか感染源が衰微したせいかは不明である。ドイツ政府は、きゅうり、トマト、レタスを食べないようにとの警告は取り下げたが、スプラウト種子については維持している。また、汚染された可能性のある農産物は市場から撤収された。英国食品基準庁は、これらの製品が英国には入ってきていないこと、また、消費者に対して調理の際に基本的な食品衛生規範の重要性を再認識するようにと述べている。 (4)ドイツ:ロッタルインにおけるA型肝炎集団発生(ドイツ語) |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | Eurosurveillance |
情報源(報道) | Eurosurveillance |
URL | http://www.eurosurveillance.org/Public/Articles/Archives.aspx |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
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