食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03380700149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分ジフェノコナゾールのふだんそう等に対する既存の残留基準値の修正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2011年5月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月3日、農薬有効成分ジフェノコナゾール(Difenoconazole)のふだんそう、アーティチョーク、ブロッコリー、カルドン及びいちごに対する既存の残留基準値(MRL)の修正に関する理由を付した意見書(2011年4月29日付け)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 評価担当加盟国(EMS)のドイツが、ふだんそうに対するジフェノコナゾールの既存MRLを修正する申請を受けた。ジフェノコナゾールの意図された使用に適応するため、既存MRLの0.05mg/kg(定量限界)を0.2mg/kgに引き上げることが求められている。EMSのフランスが、アーティチョーク、ブロッコリー、カルドン及びいちごに対するジフェノコナゾールの既存MRLを修正する申請を受けた。ジフェノコナゾールの意図された使用に適応するため、既存MRLの上方修正(いちご:0.1mg/kg→0.4mg/kg、ブロッコリー:0.2mg/kg→0.5mg/kg、アーティチョーク:0.05 mg/kg (定量限界)→0.15 mg/kg、カルドン:0.3mg/kg→4mg/kg)が求められている。
2. ジフェノコナゾールの毒性学的プロファイルがピアレビューの枠組みで評価され、0.01mg/kg体重/日の一日摂取許容量(ADI)及び0.16mg/kg体重の急性参照用量(ARfD)を算定するデータは十分であった。EFSAは、トリアゾール由来代謝物(TDM)の毒性学的参照値として、1
,2
,4-トリアゾール、トリアゾール酢酸、トリアゾール乳酸のADI (0.02mg/kg体重/日)及びARfD (0.06mg/kg体重)を、また、トリアゾールアラニンのADI (0.1mg/kg体重/日)及びARfD (0.1mg/kg体重)をそれぞれ設定した。
3. ふだんそう、いちご、アーティチョーク、ブロッコリー及びカルドンに対するジフェノコナゾールの意図された使用によって消費者のジフェノコナゾールに対する暴露量が消費者健康リスクを有するレベルに達することはないとEFSAは結論づける。しかし、様々な作物に対するトリアゾール系農薬の使用に起因するTDMの濃度に関する利用可能な知見が現在ないため、主要作物及び輪作作物中に存在するTDMについて消費者リスク評価を行うことができなかったことに留意することが望ましい。したがって、本意見書における結論は、TDMのリスク評価が確定するまでの暫定的なものとみなすことが望ましい。EFSAは、現行のMRLの修正(ふだんそう:0.2mg/kg、いちご:0.4mg/kg、ブロッコリー:1mg/kg、アーティチョーク:0.15mg/kg、カルドン:4mg/kg)を提案する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2153.pdf
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