食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03370010149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、2007年~2009年のモニタリングにおける食品中のアクリルアミド濃度及び暴露評価の結果に関する科学的報告書を公表 |
資料日付 | 2011年4月20日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は4月20日、2007年~2009年のモニタリングにおける食品中のアクリルアミド濃度及び暴露評価の結果に関する科学的報告書(2011年3月22日付け)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 本報告書は、2007年から2009年まで3年間の欧州におけるアクリルアミドのモニタリング結果について述べる。欧州連合(EU)加盟23ヶ国及びノルウェーが当該3年間に計10 ,366件のアクリルアミドのモニタリング結果を提出した。 2. 2009年におけるアクリルアミドの平均濃度は、「柔らかいパン(soft bread)」の37μg/kgから「代用コーヒー(訳注:コーヒー豆以外の原料で作られたコーヒーを模した飲料)」の1 ,504μg/kgの範囲であり、一方、最も高い95パーセンタイル値の濃度は「代用コーヒー」に報告された3 ,976μg/kg、最大濃度は「ポテトチップス」に報告された4 ,804μg/kgであった。 3. 定義された食品群におけるアクリルアミド濃度の時間的傾向の変化を評価するために混合効果モデルが用いられた。明らかな統計学的傾向を見つけるためには、モニタリングの対象年数を増やすことが望ましい。しかし、当該3年間の利用可能な情報に基づくと、6種類の食品群において統計学的有意差は示されなかったが、アクリルアミドはこの3年間で「クラッカー」、「乳児用ビスケット」及び「ジンジャーブレッド」において減少し、「クリスプブレッド」及び「インスタントコーヒー」において増加したと確認することができた。 4. 「ウエハース」、「コーヒー全般 (coffee not specified)」及び「ミューズリー(訳注:穀類、乾燥果実、ナッツ類を混ぜたシリアル食品)とポリッジ(訳注:オートミールに牛乳又は水を加えたかゆ)」について利用可能な情報は当該モデルが適合するには不十分であったが、8種類の食品群に欧州における時間的傾向を特定できるものはなかった。欧州におけるアクリルアミドに対する平均暴露量は、成人(18歳以上)で0.31μg~1.1μg/kg体重/日、青年(adolescents)(11~17歳)で0.43μg~1.4μg /kg体重/日、小児(children)(3~10歳)で0.70μg~2.05μg/kg体重/日、幼児(toddlers)(1~3歳)で1.2μg~2.4μg/kg体重/日の各範囲と推定された。暴露への寄与が大きいものは、成人の場合で「フライドポテト」(「フレンチフライ」を含む)、「コーヒー」及び「柔らかいパン」であったが、青年及び小児の場合は「フライドポテト」「柔らかいパン」及び「ポテトチップス」又は「ビスケット」であった。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2133.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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