食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03360630149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分アザジラクチンのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表
資料日付 2011年3月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月17日、農薬有効成分アザジラクチン(Azadirachtin)のリスク評価のピアレビューに関する結論(2010年10月11日付け)を公表した。概要は以下のとおり。
1. アザジラクチンは、再評価プログラム第4段階にある295種類の有効成分の1つである。理事会指令91/414/EECの附属書I (訳注:植物防疫製剤への含有を認可された有効成分のリスト) からのアザジラクチンの除外及び当該成分を含有する植物防疫製剤への認可取消に関する委員会決定2008/941/ECを受けて、申請者のTrifolio-M GmbH、Sipcam S.p.A及びMitsui AgriScience International S.A/B.Vが当該リストへの収載を求めて再申請を行った。
2. 本報告書の結論は、申請者らが求めたばれいしょに対する殺虫剤としてのアザジラクチンの代表的用途の評価に基づいて出された。アザジラクチンAがリード物質(lead substance)として申請されたが、容認されなかった。生物学的活性を有する総抽出物の成分はまだ明らかではない。
3. 残留物のセクションにおける結論はない。植物中の残留物の性質について不明であり、重要な懸念の領域が特定される。
4. ラット90日間試験を根拠として安全係数300 (追加安全係数の3は、長期毒性、発がん性及びウサギを用いた発生毒性試験に関する毒性学的知見の欠如のため) を適用したアザジラクチン抽出物の一日摂取許容量(ADI)は0.1mg/kg体重/日である。母体毒性の無毒性量(NOAEL) 225mg/kg体重/日を得たラット発生毒性試験を根拠として、ウサギ発生毒性試験の欠如のための安全係数300を適用した急性参照用量(ARfD)は0.75mg/kg体重である。これらの参照値は、アザジラクチンAの化合物ではなく全抽出物について出されているものであり、Trifolio-M GmbH社及びSipcam S.p.A社の抽出物に適合するが、Mitsui AgriScience International S.A/B.V社のものには適合しない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/1858.pdf
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