食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03330230369 |
タイトル | 台湾行政院衛生署食品薬物管理局、ラクトパミン摂取量に関するリスク評価結果を公表 |
資料日付 | 2011年1月25日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 台湾行政院衛生署食品薬物管理局は1月25日、ラクトパミン摂取量に関するリスク評価の結果を公表した。概要は以下のとおり。 1. 一般の国民に対するリスク評価 (1)FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)が提言する一日摂取許容量(ADI)は1μg/kg体重である。体重60kgの成人で計算すると、許容される摂取量は60μg/日となる。 (2)台湾と外国の食習慣の違いを考慮するため、行政院衛生署は国民の飲食状況に関する調査の統計資料を基礎データとした。 (3)台湾における豚・牛肉製品の1人1日当たりの摂取量は以下のとおり。 1)成人男性:137.06g(豚肉類及びその製品(内臓を含む):平均126.19g、牛肉類及びその製品(内臓含む):平均7.86g、動物油脂類:平均3.01g) 2)成人女性:94.12g(豚肉類及びその製品(内臓を含む):平均88.2g、牛肉類及びその製品(内臓含む):平均3.12g、動物油脂類:平均2.8g)。 (4)比較的厳しい基準を採用するため、上記統計結果をもとに豚・牛肉関連製品の1人1日当たりの平均摂取量を150gとし、肉関連製品に残留したラクトパミンの量(ラクトパミン残留量)を0.09mg/kg(残留基準値(草案)が最も高い腎臓を摂取した場合を仮定)として算出すると、台湾国民における豚・牛肉製品からの暴露量は13.5μg/日となる。この値はJECFAの60μg/日よりはるかに低い。 2. 産後の女性等、特殊な集団に対するリスク評価 (1)産後の女性は、内臓類、特に豚の肝臓や腎臓を多く食べるよう伝統的に強調されている。産後女性の目安摂取量は、豚の肝臓が60g/日/10kg体重、豚の腎臓が1対(約130g)である。 (2)民間の伝統的習慣において、産後女性は動物性脂肪(ラードを含む)の摂取は控えるべきとされていることから、本リスク評価では動物性脂肪の摂取量を計上しなかった。よって、台湾の成人女性の豚・牛肉製品の1人1日当たり摂取量約92g(豚肉類及びその製品:88.2g、牛肉類及びその製品:3.12g)に、豚の肝臓360g(体重60kgの場合)、豚の腎臓130gを加え、ラクトパミン残留量を豚・牛肉製品が0.01mg/kg、豚の肝臓が0.04mg/kg、豚の腎臓が0.09mg/kgとして算出すると、暴露量は27.02μg/日となる。この値はJECFAの60μg/日よりはるかに低い。 3. 結論 以上のリスク評価の算出結果から、残留基準値(草案)以下のラクトパミンが含まれる製品を国民が摂取したとしても、人体の健康に影響を及ぼすものではない。 リスク評価結果は以下のURLから入手可能(Wordファイル2ページ)。 http://www.fda.gov.tw/files/list/%E5%9F%B9%E6%9E%97(Ractopamine)%E6%94%9D%E9%A3%9F%E9%87%8F%E4%B9%8B%E9%A2%A8%E9%9A%AA%E8%A9%95%E4%BC%B0.doc 専門家向け資料は以下のURLから入手可能。 http://www.fda.gov.tw/files/list/%E5%9F%B9%E6%9E%97(Ractopamine)%E9%A2%A8%E9%9A%AA%E8%A9%95%E4%BC%B0%E5%A0%B1%E5%91%8A(%E5%B0%88%E6%A5%AD%E7%89%88).doc |
地域 | アジア |
国・地方 | 台湾 |
情報源(公的機関) | 台湾行政院衛生署食品薬物管理局 |
情報源(報道) | 台湾行政院衛生署食品薬物管理局 |
URL | http://www.fda.gov.tw/itemize_list.aspx?site_content_sn=2283 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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