食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03321740315
タイトル ドイツ連邦食糧・農業・消費者保護省(BMELV)、「日本の原発事故による魚の汚染に関する水産生態学研究所(vTI)の情報」(3月14日付)を公表
資料日付 2011年3月14日
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概要(記事)  ドイツ連邦食糧・農業・消費者保護省(BMELV)は、「日本の原発事故による魚の汚染に関する水産生態学研究所(vTI/ヨハン・ハインリヒ・フォン・チューネン研究所)の情報」(3月14日付)を公表した。概要は以下のとおり。
 福島の原発事故を受け、人体への影響に加え、海に漂流する放射性物質により太平洋の魚が汚染されるのか又はどの程度汚染されるのか問題視されている。ドイツでは1986年の放射線防護予防法により、vTIが魚及び魚製品に含まれる環境放射能の管理機関となっている。
 これまでの報告によると、福島の原子炉3機でベント(圧力の解放)が行われた。その際、揮発性の放射性物質が環境中に放出され、一時、空間線量率が極めて高かったが、その後風により拡散し、低下した。
 放出された放射性核種は主に、揮発しやすい希ガスのキセノン(Xe-133、Xe-135)、クリプトン(Kr-85)及び放射性ヨウ素(I-131)である。原子炉の近くでは、放射性セシウム(Cs-134、Cs-137)の放射能も微量検出されたということである。
 vTIの科学者は現在、風により特に希ガス及びヨウ素が、日本の南東の太平洋に漂流すると考えている。それらはまず海水中に沈殿する。海水を介し、海の生物(魚や海藻等)が放射性核種と直接接触する。しかし吸収されるのはヨウ素のみである。キセノン及びクリプトンの同位体は、反応性の低い希ガスであるため、生物により代謝されない。海水から魚に移行するヨウ素131の放射能は、太平洋でかなり薄められるため非常に低いと予測される。
 ヨウ素同位体I-131は半減期が約8日で、β線を放出し、約80日後には放射能を有せず、不活性のキセノン131になる。
 それゆえ、ヨウ素に汚染された日本の魚によるドイツの消費者への危険性は現時点では排除される。しかし今後、放射性セシウムが大量に放出された場合には、状況を再評価しなければならない。
 チェルノブイリ原発事故以降、魚のセシウム汚染に関する包括的なデータがvTIに提出されている。(放射性セシウムが)大量放出された場合には、これらのデータに基づき、当該地域の魚の汚染を十分に評価することが可能である。
 vTIのプレスリリース(3月14日付)は以下のURLから入手可能。
http://www.vti.bund.de/no_cache/de/startseite/presse/pressemitteilungen-informationsseite/Pressemitteilung/information-zur-moeglichen-kontamination-von-fischen-als-folge-des-reaktorungluecks-in-japan.html
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦消費者保護食糧農業省(BMVEL)
情報源(報道) ドイツ連邦食糧・農業・消費者保護省(BMELV)
URL http://www.bmelv.de/SharedDocs/Standardartikel/Ernaehrung/vTI_BelastungStrahlungJapan.html

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