食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03321380294
タイトル WHO、日本の原発関連Q&Aに飲料水の安全性に関する項目を追加
資料日付 2011年3月25日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  WHOは3月24日、日本の原発関連Q&Aを更新し、飲料水の安全性の項目を追加した。3月25日に一部訂正を行った。概要は以下のとおり。
Q1. 日本の水道水は飲んで安全か?
A1. 安全である。現在は緊急の健康リスクはない。この緊急時に日本当局が設定した規制値は予防的数値である。成人に対する放射性ヨウ素の規制濃度300Bq/Lは、1年間飲み続けても1年間の天然のバックグラウンド放射線と同程度である。当局は水道水の摂取について、特に乳児に対して助言している。放射性核種暴露を避けるために乳児に必要な水分補給が損なわれることがあってはならない。
Q2. 放射能汚染は水から除去できるか?
A2. 通常の水処理でかなりの量の放射性汚染物質は除去される。また、汚染されていない水を制御して希釈するのも濃度を下げる方法である。水を煮沸しても放射性ヨウ素は除去できない。
Q3. 飲料水のヨウ素131の規制値が異なるのはなぜか?
A3. 平常時と緊急時では規制値は変わる。飲料水のヨウ素131規制値の一覧を提示する。(1)WHOの飲料水ガイドライン規制値(10Bq/L)は原子力非常時に用いるものではない。この値は極めて厳格で、日常生活で摂取する場合に適用されるものである。(2)日本の暫定規制値(成人300Bq/L
,乳児100Bq/L)は日本の原子力安全委員会の指示により食品衛生法によって定められたものである。この数値は予防的数値であり、IAEA(国際原子力機関)及びICRP(国際放射線防護委員会)の推奨値を考慮にいれている。(3)乳児向けの数値(100Bq/L)は乳児用調製粉乳にも適用される。これはコーデックスの国際ガイドラインと同じ値である。(4)IAEA安全指針GSG-2は、緊急時の初動時の国際的ガイダンス初期値として運用介入レベル(OILs)を3000Bq/Lに設定している。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL http://www.who.int/hac/crises/jpn/faqs/en/index8.html
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