食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03320860149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、動物における新型インフルエンザ汎発性株の出現モニタリングに係る科学的意見書を発表
資料日付 2011年3月17日
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概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)の科学パネルは3月17日、動物における新型インフルエンザ汎発性株の出現モニタリングに係る科学的意見書を発表した。概要は以下のとおり。
 2009年に世界的流行を見たH1N1インフルエンザウイルスには豚、鳥及びヒトのインフルエンザウイルスの遺伝子断片が含まれており、公衆衛生・動物衛生上ウイルスに対する科学的な理解を深める必要があった。このため生物学的特性、伝播性、宿主の感受性、疫学に関する最新のデータを評価した。
 ウイルス学的調査と動物モデルでは、それぞれのウイルスたん白質の重要性が強調される結果となったが、毒性と伝播性は多遺伝子的な影響によるもので、単一の遺伝子マーカーで病原性や伝播性に確実に関係しているものはなかった。ヒトのインフルエンザ遺伝子プールに対する現行のモニタリングを行うことで、これまでヒトの新型インフルエンザ株の出現を警戒することができていたと結論づけられた。
 対照的に、世界中で豚や鳥に循環しているウイルス株については全体像がつかめていない。ウイルスの起源や汎発的流行の潜在力を説明するためには、豚や鳥のほか、あらゆる種のインフルエンザ遺伝子プールに対する理解が必要とされる。よって世界レベルでのウイルス進化の理解を促進するため、豚と鳥に対するパッシブモニタリングネットワークを長期にわたって支援していくことが奨励される。最大の効果を得るには、整合性のある手段・取組の構築、ウイルス株や配列データの交換、ヒト・豚・鳥ネットワークから得た知見の配布などを通じて、医学・獣医学ネットワークが相互に連携した一体的な取組を行わなければならない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/2109.htm
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