食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03320160149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、香料グループ評価12改訂2:飽和又は不飽和脂環式第一級アルコール類、アルデヒド類、酸及びエステル類に関する科学的意見書を公表
資料日付 2011年2月25日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月25日、香料グループ評価12改訂2:飽和又は不飽和脂環式第一級アルコール類、アルデヒド類、酸及びエステル類に関する科学的意見書(2010年9月30日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 評価対象の9物質のうち、1物質は飽和脂環式酸、2物質は飽和脂環式第一級アルコール類、3物質は不飽和脂環式アルデヒド類、及び、3物質はエステル類(うち2物質は飽和又は不飽和脂環式第一級アルコール構造を有し、1物質は飽和脂環式カルボン酸のエチルエステル)である。9評価対象物質はすべて構造クラスIに属する。本グループの当該香料物質のうち3物質は、精油中に自然に存在することが報告されている。
2. 標準的MSDI法(訳注:香料の年間生産量から摂取量を推定する手法)によると、当該9評価対象物質の欧州における香料物質としての用途に由来する推定摂取量は0.011μg/人/日~43μg/人/日の範囲である。これらの推定摂取量は、構造クラスIの許容摂取値(1
,800μg/人/日)を下回る。欧州で報告された年間生産量に基づくと(MSDI法)、構造クラスIに属する当該9評価対象物質の複合摂取量は45μg/人/日になる。この値は、構造クラスIの許容摂取値を下回る。当該9評価対象物質及びその安全性を確認する15物質の総複合摂取量は約86μg/人/日になり、構造クラスIの許容摂取値を下回る。
3. 評価対象物質及びその安全性確認物質に関する知見が欠損しているため、本グループの香料物質の遺伝毒性の能力について評価できない。しかし、このことは、WHO/FAO合同食品添加物専門家会議(JECFA)の評価手順(訳注:摂取量、構造活性相関、代謝及び毒性に関する情報を統合する段階的な手法)を用いた本グループ香料物質の評価を妨げない。
4. 標準的MSDI法に基づくと、当該9評価対象物質は、香料物質としての用途由来の推定摂取量において安全性上の懸念を引き起こさないと結論づけられる。
5. mTAMDI法(訳注:食品摂取量と香料添加率から摂取量を推定する手法)を用いた場合、構造クラスIの9評価対象物質の推定摂取量は1
,600μg/人/日~5
,000μg/人/日の範囲であった。このうち6物質の推定摂取量は構造クラスIの許容摂取値(1
,800μg/人/日)を超えるが、3物質の推定摂取量は当該許容摂取値を下回る。これら3物質は、また、無害な代謝物に代謝されると思われる。本意見書で検討された当該9香料物質のうち6物質のmTAMDI法に基づく推定摂取量は、当該香料物質が分類されている構造クラスの摂取許容値を超過した。したがって、これら6物質については、信頼性のより高い暴露データが必要である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/1846.pdf
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