食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03300270149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分シアナミドのリスク評価のピアレビューに関する結論(2010年10月21日付け)を公表
資料日付 2010年11月8日
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分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月8日、農薬有効成分シアナミド(Cyanamide)のリスク評価のピアレビューに関する結論(2010年10月21日付け)を公表した。
1.シアナミドは、再評価プログラムの第3段階パートAにある79種類の有効成分の1つである。
2.理事会指令91/414/EECの附属書I (訳注:植物防疫製剤への含有を認可された有効成分のリスト)からのシアナミドの除外、並びに、当該成分を含有する植物防疫製剤の認可取消に関する委員会決定2008/745/ECの後、申請者が当該リストへの収載を求めて再申請を行った。再提出された書類には、レビュー報告書(SANCO/1338/08-rev.)で特定された諸問題に対処する追加データが含まれた。欧州委員会(EC)は、提出された追加データを報告担当加盟国(RMS)が評価した追加報告書、寄せられた意見及び評価報告書案(DAR)の必要箇所を検討後、EFSAに対し、哺乳類毒性、環境運命、挙動及び環境毒性の領域に焦点を絞ったピアレビューを行い、シアナミドに関する結論を出すよう求めた。
3.本報告書の結論は、申請者が求めたぶどう及びキウイフルーツに対する植物成長調整剤及び除草剤としてのシアナミドの代表的用途の評価に基づいて出された。同定情報、物理化学的性状及び分析方法のセクションでは、データギャップも懸念の重要な領域も特定されなかった。残留物のセクションでは、データギャップも懸念の重要な領域も特定されなかった。
4.一日摂取許容量(ADI)及び許容作業者暴露量(AOEL)は、イヌ90日間試験の最小毒性量(LOAEL)の0.6mg/kg体重/日を根拠に安全係数300を適用して0.002mg/kg体重/日とすることで専門家らは合意した。急性参照用量(ARfD)は、ラットを用いた発生毒性試験における最初の2回投与後の活動性低下についての無毒性量の5mg/kg体重/日を根拠に安全係数100を適用して、0.05mg/kg体重に設定された。
5.シアナミドの代謝をぶどうで調べた。当該有効成分は、迅速に分解され、植物産品中に自然に取り込まれた。有意な代謝物は同定されなかった。植物中に有意な代謝物は存在しないため、一律的な残留物定義はシアナミドである。これらの対象作物は動物に給餌されないため、動物代謝試験は不要であり、動物産品に対する残留基準値は提案されない。
6.消費者摂取量はADIの10%、ARfDの6.5%であった。これらの結果から、残留基準値案(ぶどう及びキウイフルーツ:定量限界の0.05mg/kg)が提案された。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1873.pdf
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