食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03300020149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、2000年~2009年の食品中におけるパーフルオロアルキル化合物のモニタリング結果に関する科学的報告書を公表 |
資料日付 | 2011年2月11日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は2月11日、2000年~2009年の食品中におけるパーフルオロアルキル化合物のモニタリング結果に関する科学的報告書(2011年2月9日付け)を公表した。概要は以下のとおり。 1. パーフルオロアルキル化合物(PFAS)は、完全に又は部分的にフッ素化された疎水性のアルキル鎖及び親水性末端基から成る化合物の大きなグループである。PFASは、その熱安定性及び化学的安定性のため、洗浄剤、繊維・カーペット・紙・包装材・家具・塗料・ワニスへの添加剤、液体消火剤、ワックス及び床研磨剤に使用される。数種類のPFASは、環境中での残留性が一般的に認められ、広範な健康影響と関連する。たとえば、汚染された食品や飲料の摂取及び吸入によってヒトへの暴露が生じる可能性がある。 2. 欧州委員会(EC)は、加盟国における食品中のPFASのモニタリングに関する委員会勧告2010/161/EUを出した。加盟国は、2010年及び2011年に食品中のPFASをモニターするよう勧告された。また、入手されたデータ及びそれ以前の年に収集されたデータを評価するためにEFSAに提出するよう求められた。 3. 加盟7ヶ国において以前(2000年~2009年の範囲)に収集された合計4 ,881例の試料が詳細なデータ解析のために検討された。延べ24 ,204回の測定の結果、17種類のPFASの異なる組合せに関するデータが報告された。全体では、測定結果の11.8%のみが定量できた。パーフルオロオクタンスルホン酸が最もよく検出された化合物(31%)であった。食品群の中でPFASがよく検出されたのは「魚類の内臓」(68%)、「狩猟動物の食用内臓」(64%)、「狩猟動物の食肉」(22%)、「水生軟体動物」(20%)、「甲殻類」(17%)及び「魚肉」(9.7%)であった。 4. 飼育動物の食肉及び食用内臓の汚染が少なかった一方で、狩猟動物の食肉及び食用内臓、魚類並びに水産物に検出頻度及び平均濃度の観点から非常に高い汚染が認められた。食品及び飲料中のPFASについて正確な評価を確実に行うため、解析方法、サンプリング及びデータ報告の一層の改善が勧告される。 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.4/2011(2011.2.23)(化学物質)p6-7 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/ |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2016.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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