食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03290310149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分ヘキシチアゾクスのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表 |
資料日付 | 2010年10月14日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は10月14日、農薬有効成分ヘキシチアゾクス(Hexythiazox)のリスク評価のピアレビューに関する結論(2010年9月7日付け)を公表した。概要は以下のとおり。 1.ヘキシチアゾクスは、再評価プログラムの第3段階パートAにある79種類の有効成分の1つである。 2.理事会指令91/414/EECの附属書I (訳注:植物防疫製剤への含有を認可された有効成分のリスト)からのヘキシチアゾクスの除外、並びに、当該成分を含有する植物防疫製剤の認可取消に関する委員会決定2008/934/ECの後、申請者が当該リストへの収載を求めて再申請を行った。 3.再提出された書類には、報告担当加盟国(RMS)のフィンランドが作成した評価報告書素案(DAR)で特定された諸問題に対処する追加データが含まれた。欧州委員会(EC)は、提出された追加データをRMSが評価した追加報告書、寄せられた意見及びDARの必要箇所を検討後、EFSAに対し、哺乳動物毒性及び環境毒物学の領域に焦点を絞ったピアレビューを行い、ヘキシチアゾクスに関する結論を出すよう求めた。 4.本報告書の結論は、申請者が求めたりんご、ぶどう及び柑橘類に対するダニ駆除剤としてのヘキシチアゾクスの代表的用途の評価に基づき出された。同定情報、物理化学的性状及び分析方法の項目において、データギャップも懸念領域も認められなかった。 5.哺乳類毒性の項目において、懸念される重要な領域は認められなかった。 しかしながら、毒性及び圃場に再入場する作業者のリスク評価において、(1)代謝物PT-1-3の毒性学的性質、(2)動物体内での各異性体の優先代謝とその影響に関しデータギャップが認められた。 6.柑橘類及び茶の代謝試験結果に基づき、規制対象及びリスク評価のための残留物はヘキシチアゾクスのみであると定義された。加工産品中に代謝物PT-1-3が存在する可能性に関し、及び全体的な消費者リスク評価に対する各構成異性体の優先代謝/分解の影響に関しデータギャップが認められた。 7.2年間のラット試験を根拠に、安全係数100を適用したヘキシチアゾクスの一日摂取許容量(ADI)は0.03mg/kg体重/日である。急性参照用量(ARfD)は必要ないため、設定されていない。ADIと腫瘍がマウス及びラット中に認められた時の各投与量における安全マージンが、それぞれ8 ,000及び5 ,000以上であることを指摘した。残留基準値案として、りんご:0.1mg/kg、ぶどう:0.5mg/kg及び柑橘類(オレンジ、マンダリン):0.2mg/kgが提案された。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1722.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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