食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03290180475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、非遺伝子組換えRhizopus niveus株由来の固定化リパーゼを加工助剤として食用油及び食用油脂に使用することの認可について意見書を提出
資料日付 2011年2月7日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は、非遺伝子組換えRhizopus niveus株由来の固定化リパーゼを加工助剤として食用油及び食用油脂に使用することの認可申請について、競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受けて2010年11月8日付で意見書を提出した。
 酵素はリパーゼの一種(トリアシルグリセロールリパーゼ:EC 3.1.1.3
, CAS 9001-62-1)で、グリセリドの1と3位の脂肪酸を加水分解で遊離させる。
 使用した始原株Rhizopus niveusとRhizopus stolonifer株は、マウスを使ったこの微生物の芽胞を静脈内接種や経口摂取で実施した病原性試験及びRhizopus niveus種の病原性及び毒素生産性に関する文献調査では病原性がないことが明らかにされている。
 毒性試験はOECDの国際的ガイドラインに基づき、及び適正検査実践に適合した方法で実施され、ラットの90日間経口亜慢性毒性試験で無毒性量(NOAEL)が2
,000 mg/kg体重/日に設定された。in vitroの変異原性試験では変異原性は陰性であった。チャイニーズハムスターの肺線維芽細胞培養による染色体異常試験でも、染色体異常誘発性は認められなかった。
 推定安全マージンは第2回フランス全国個人食生活調査(INCA2)の摂取脂質率に基づく摂取データを用いた酵素の推定一日摂取量(EDI)から、少なくとも873である。
 よってANSESは、申請者が提出した使用条件であれば非遺伝子組換えRhizopus niveus株(NL-1株)由来の固定化リパーゼを食用油及び食用油脂に使用しても消費者に健康リスクはないと考える。よってANSESはこの申請に肯定的意見を付すものである。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL http://www.afssa.fr/Documents/BIOT2010sa0165.pdf
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。