食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03281060294
タイトル WHO、健康的でない食品の子供向け宣伝を削減する助言についてプレスリリースを公表
資料日付 2011年1月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  WHOは1月21日、健康的でない食品の子供向け宣伝を削減する助言に関するプレスリリースを公表した。
 概要は以下のとおり。
 世界中の子供たちは、脂肪、糖分もしくは塩分の多い食品のマーケティングに曝されており、そのために若い世代が非感染性疾患になる可能性が高まっている。WHOは、各国に対し国際的に承認された措置の実施を通じ、かかるマーケティングへの子供たちの暴露を減らすために行動を採るよう要請している。健康的でない食品のマーケティングについてはテレビによる広告宣伝が大きな部分を占めており、エビデンスの系統的レビューによると、広告は、子供の食品の好み、購入要求及び消費パターンに影響を与えている。
 2010年5月、WHO加盟諸国は、子供向け食品及びノンアルコール飲料の販売に関する新たな答申を承認した。答申では各国国内並びに国際的な対策として子供に対し飽和脂肪、トランス脂肪酸、糖分あるいは塩分の多い食品を推進するマーケティング・メッセージ暴露を減らし、子供に対する強力な販売方法を削減するために対応措置を採るよう求めている。
 WHOのデータによると、世界中で就学前の子供たち4
,300万人が肥満となっている。科学者のレビューでもテレビ広告宣伝の相当部分が子供たちが栄養価の低い”非主要(noncore)”食品に暴露されていることが示された。質の悪い食生活は、世界中で1年間に3
,500万人以上の死亡原因である4大非感染性疾患(ガン、糖尿病、心血管疾患及び慢性肺疾患)に関連した共通要因の一つとなっている。900万人以上は早死に(60才に達する前に死亡)で、喫煙停止、アルコールの有害使用の削減、健康的食事や運動の推進などの低コスト対策で防止が可能であった。
 現在、2011年9月19日-20日にニューヨークで開催予定の第1回非感染性疾病(NCDs)に関する国連総会ハイレベル会議のための準備が進行中である。各国の元首や政府首班は特に発展途上国におけるNCDの保健、開発及び社会経済に対する影響に重点を置いた同会議への出席を要請されている。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報部 (化学物質) No. 2/2011 (2011.01.26) P.2
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2011/foodinfo201102c.pdf
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL http://www.who.int/chp/media/news/releases/2011_1_marketing/en/
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