食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03280670149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、動物のTSEとhuman TSEの疫学的あるいは分子的関連性のあらゆる可能性に関する欧州疾病予防管理センター(ECDC)との共同の科学的意見書を公表
資料日付 2011年1月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月19日、動物のTSE(伝達性海綿状脳症)とhuman TSEの疫学的あるいは分子的関連性のあらゆる可能性に関する欧州疾病予防管理センター(ECDC)との共同の科学的意見書(2010年12月9日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 動物のTSEsとhuman TSEを関連づける既存の科学的根拠が検証され、論じられている。TSEを人獣共通感染症と特定することに関する検証事項が説明され、牛海綿状脳症(BSE)と変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の関連性を確立するに至った経緯の事例が検証されている。動物のTSE及びhuman TSEの病原因子株の多様性、また、TSEの病原因子が伝達における種の壁を越える能力に影響を及ぼす要因についても論じられている。本科学的意見書は、動物のTSEとhuman TSEの関連性の可能性の研究及び評価に現在利用可能な手段及び方法論を、疫学的手法及び検査方法を中心に批判的に評価している。定型BSE、非定型BSE(H型及びL型)、定型スクレイピー、非定型スクレイピー、慢性消耗疾患(CWD)、伝達性ミンク脳症(TME)及びhuman TSEに関して利用可能な科学的根拠が検証されている。
2. 現時点において、人獣共通感染症の原因になると立証された唯一のTSEの病原因子は、定型のBSE病原因子であると結論付けられる。アクティブスクリーニングから3種類の新型の動物のTSE (H型の非定型BSE、L型の非定型BSE及び非定型スクレイピー)が特定できたが、これら3種のTSEの現行モニタリングシステムの感度が不明であるため、得られた知見はかなり限定的である。定型スクレイピーが人獣共通感染症となることを示唆する疫学的根拠はない。疫学データが非常に限定的であるため、非定型スクレイピーの病原因子が人獣共通感染症の原因となり得るかについて結論付けることはできない。伝播伝達実験によって、(1) 牛の定型BSE病原因子以外のいくつかのTSE病原因子(すなわちL型の非定型BSE、めん羊の定型BSE、TME及びCWDの病原因子)が人獣共通感染症の原因となり得る能力が示唆され、また、(2) L型の非定型BSE病原因子が人獣共通感染症の原因となり得る能力について、定型BSE病原因子と同程度、又は、それより高いであろうことが示されている。一研究からは、めん羊の自然発生定型スクレイピー分離株の霊長類への効率的な伝播が報告された。
※: EFSA BIOHAZ パネルは当該意見書の中で、human TSEとして、弧発性CJD(sCJD)、変異型CJD(vCJD)、ヒトの遺伝性TSE病、プロテアーゼ感受性プリオン病、医原性CJD、クールー病を挙げている。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(微生物)No.2/2011(2011.1.26)P12~13 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/1945.pdf

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