食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03280360149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分スピロキサミンのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表 |
資料日付 | 2010年10月22日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は10月22日、農薬有効成分スピロキサミン(Spiroxamine)のリスク評価のピアレビューに関する結論(2010年9月1日付け)を公表した。概要は以下のとおり。 1.理事会指令91/414/EECの附属書Iにある植物防疫製剤への含有を認可された有効成分のリストに収載された有効成分の第1グループの収載更新手続きについて委員会規則(EC) 737/2007が規定し、それらの物質のリストを制定している。スピロキサミンは、当該規則に収載されている第1グループの物質の1つである。申請者が求めたぶどう、小麦、ライ小麦、ライ麦、大麦及びえんばくに対する殺菌剤としての代表的用途の評価を根拠として、本報告書の結論は下された。 2.植物、動物及び環境中の各光学異性体の優先的代謝/分解、並びに、毒性、作業者及び消費者リスク評価及び環境に対する影響の可能性について、書類提出された試験では調べられておらず、対処することが望ましい。 3.植物中の代謝が穀類(小麦)及び果実類(ぶどう及びバナナ)で調べられた。植物中の規制対象の残留物は、親化合物のスピロキサミンと定義された。リスク評価のための残留物定義は、穀類用及び果実用との2つに分けて提案された。果実用の残留物定義は、B及びCグループの代謝物の毒性に関する追加情報が利用可能になるまで、暫定的なものと考える必要がある。動物中の規制対象の残留物はカルボン酸代謝物M06と定義され、リスク評価のための残留物定義は反すう動物用と家きん用と2つに分けて提案された。残留物定義は、穀類ではスピロキサミンとtert-ブチルシクロヘキサノン構造を含む代謝物との合計をスピロキサミンとして示し、果実ではスピロキサミンとN-エチル-N-プロピル-1 ,2-ジヒドロキシ-3-アミノ-プロパン構造を含む代謝物との合計をスピロキサミンとして示す。 4.イヌ1年間試験から得た無毒性量(NOAEL)に安全係数100を適用したスピロキサミンの一日摂取許容量(ADI)は0.025mg/kg体重/日である。急性参照用量(ARfD)は、ラットを用いた急性神経毒性試験から安全係数100で算定した0.1 mg/kg体重である。 5.グループB及びCの代謝物が果菜類の主な残留物を占め、毒性学的エンドポイントが特定されていないため、ぶどうに関して消費者リスク評価を実施することは出来なかった。穀類に関しては、推定摂取量は、ADIの10%及びARfDの5%となり、長期及び短期摂取の懸念は特定できなかった。 6.上記の結果、残留基準値案(小麦:定量限界の0.05mg/kg、生食用ぶどう:0.5 mg/kg(バナナとぶどうに関しては毒性の特徴づけが不十分なため暫定的)、反すう動物の筋肉:0.05 mg/kg、反すう動物の肝臓:0.2mg/kg、乳:定量限界の0.02mg/kg等)が提案された。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/1719.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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