食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03280130149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、香料グループ評価92:脂肪族非環式ジオール類、トリオール類及び類似物質のJECFA評価を検討した科学的意見書を公表
資料日付 2010年9月10日
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分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は9月10日、香料グループ評価92 (FGE.92):脂肪族非環式ジオール類、トリオール類及び類似物質のJECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)評価を検討した科学的意見書(2009年5月13日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 本検討対象は、JECFAの第68回会合で評価された6種類の脂肪族非環式ジオール類、トリオール類及び類似物質である。
2. 当該6物質は、EFSAが香料グループ評価10改訂1(FGE.10Rev1)で評価した付加的な含酸素官能基及びラクトン類を含有する飽和及び不飽和脂肪族第一級及び第二級アルコール類、アルデヒド類、アセタール類、カルボン酸類及びエステル類に構造的に類似していると科学パネル(CEF)は結論づけた。
3. 当該パネルは、当該6物質にJECFA評価手順(訳注:摂取量、構造活性相関、代謝及び毒性に関する情報を統合する段階的な手法)を適用したJECFAと同意見である。したがって、MSDI法(訳注:香料の年間生産量から摂取量を推定する手法)に基づく推定摂取量において、6種類の当該化合物に安全性上の懸念はない。
4. 業界によって5物質の使用量が提示されている。mTAMDI法(訳注:食品摂取量と香料添加率から摂取量を推定する手法)によって算出した当該5物質の推定摂取量は、各物質が属する構造クラスの許容摂取値を超える。これらの物質については、信頼性のより高いデータ必要である。そうしたデータに基づき、JECFA評価手順を用いて当該香料物質を再検討することが望ましい。残る1物質については、評価を確定するためにさらに精査した暴露評価が必要かどうかの確認を目的としたmTAMDI法による推定摂取量の算出のための使用量が必要である。
5. JECFAが評価した6物質に関する結論が市販原料に適用できるどうかを確定するために、利用可能な規格を検討する必要がある。1物質の市販原料については、十分な規格が利用可能である。残る5物質については、立体異性組成に関するデータが特定されていない。したがって、当該パネルは、5物質について評価を保留する(立体異性に関する情報が不明であるため、及び/又は、識別試験及び沸点に関して不明であるため)。当該6香料物質のうち1-ヒドロキシブタン-2-オンについて、当該パネルは、MSDI法に基づくJECFAの結論「香料物質としての推定摂取量において安全性上の懸念はない」と同意見である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1453.pdf
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