食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03280070453 |
タイトル | カナダガゼット、化学物質スクリーニング評価Batch10に関する最終決定を公表 |
資料日付 | 2011年1月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | カナダ保健省(Health Canada)は1月15日、化学物質スクリーニング評価Batch10に関する最終決定を公表した。 今回評価を行った物質のうち、コバルト、塩化コバルト及び硫酸コバルトに関しては、一般消費者が主に食事経由で暴露することが予想されている。食事経由でのカナダ人の全コバルト摂取量は、他の先進国並みであることが判明した。大人の場合は、さらに塩化コバルトを含むとされるパーソナルケア製品の使用を通じて、コバルトに暴露している。 科学的な評価に基づいたコバルト、塩化コバルト、硫酸コバルトのヒトの健康に対するリスクの重要な影響は、発がん性である。in vitro及びin vivoの遺伝毒性データにおいて、コバルト、塩化コバルト、硫酸コバルトはDNA及び染色体に損傷を与える可能性があることを示唆しているが、これらは酸化ストレス増加等の間接的機序によるものと考えられ、ヒトの健康を評価するためには暴露マージンの方法が使用される。 経口摂取によるコバルトのがん以外の有害影響量は、硫酸コバルトを含む大量のビールを摂取した患者の心筋症に基づき、控えめなLOAEL(最小毒性量)0.04mg Co/kg体重/日を予測した。ただ、これらの患者は、十分な量の食事が摂れなくて感受性がより高かったか、大量のアルコール消費により心臓に既に損傷があった可能性もある。げっ歯類において、水溶性コバルト塩の繁殖及び発達毒性が証明されているが、人の最小影響量(lowest effect level)よりも100倍以上多い水準であった。 コバルトへの暴露量の控えめな予測値とヒトへの有害影響量(critical effect level)の間には十分な安全域があることから、コバルト、塩化コバルト及び硫酸コバルトは、カナダでは、人体に危険を及ぼすような量、条件で環境に流入することはないと結論付けられた。以上の結果、コバルト、塩化コバルト及び硫酸コバルトは、カナダ環境保護法1999の64条の基準を満たさないと結論された。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | カナダ |
情報源(公的機関) | カナダガゼット |
情報源(報道) | カナダガゼット |
URL | http://www.gazette.gc.ca/rp-pr/p1/2011/2011-01-15/html/sup2-eng.html |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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