食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu03271940208 |
| タイトル | オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、”stacked genes”を含む遺伝子組換え(GM)食物由来食品に関するファクトシートを公表 |
| 資料日付 | 2010年12月14日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は12月14日、”stacked genes”を含む遺伝子組換え(GM)食物由来食品に関する6項目のファクトシートを公表した。 1. 遺伝子スタッキング(stacking)とは何か。 複数の遺伝子を1つの植物系統に組み入れる過程を指す。通常種またGM作物でも改良手法として用いられる。スタックGM系統には少なくとも2つの新しい遺伝子が含まれる。 2. 遺伝子はどのように組み合わせられるか。 伝統的な植物育種法が最も良く使われる方法である。望ましい形質を一つもしくは複数発現する個別のGM植物を交雑受精させ、親系統の形質を複数有する新しい世代をつくる。伝統的育種法を用いて作出されたスタックGM系統には以下のものが含まれる。 (1) Roundup ReadyR YieldGardRとうもろこし: 2つの異なる害虫抵抗性Bt遺伝子をグリホサート耐性の1遺伝子と組み合わせるために3種の違ったGMとうもろこし系統((MON863 x MON810 x NK603)を交配させたもの (2) Bollgard IIR Roundup Ready FlexR綿: 2つの異なる害虫抵抗性Bt遺伝子をグリサホート耐性の1遺伝子と組み合わせるために2種のGM綿系統(15985 x MON88913)を交配させたもの (3) SmartStax? とうもろこし: 2つの除草剤耐性(グリサホート及びグリホシネート・アンモニウム塩耐性)遺伝子を6つのBt遺伝子と組み合わせるために4つの異なるGMとうもろこし系統(MON89034 x 1507 x MON88017 x DAS-59122-7)を交配させ、数種の害虫に対し抵抗性をもたせたもの また、遺伝子スタッキングは、複数の新規遺伝子を同時あるいは連続的に単一の植物系統に導入する遺伝子技術を用いる方法でより直接的に達成することもできる。 3. スタック遺伝子をもったGM農作物はどれだけ広く利用されているか。 世界中で主要な品種になりつつある。現在は、主としてとうもろこし及び綿に限定されて害虫防除及び除草剤耐性の組合せを達成している。2008年には、10ヵ国で2 ,690万ヘクタールのスタックGM作物が栽培された。栽培面積及び栽培国数は今後5~7年間にさらに増加するものと予想される。米国では、2008年に栽培されたGMとうもろこしの78%がダブルまたはトリプル・スタック系統で、GM綿の75%以上はダブル・スタックであった。オーストラリアでは、2008年に栽培されたGM綿の81%がスタック品種となっていた。2015年までには、とうもろこしだけで24の単一遺伝子組換え種が商業化されている可能性がある、これは2 ,000以上のトリプル・スタック系統及び12 ,000以上のクアドルプル・スタック(quadruple-stacked)系統に等しい。除草耐性並びに害虫抵抗性の形質に加えて、組成変更、病害抵抗性、非生物的ストレスに対する耐性など他の形質が含まれる可能性がある。 4. スタックGM品種に対しFSANZはどのように規制しているか。 認可されたGM親系統の伝統的交配の結果生ずるスタックGM種由来食品については別個の認可は必要ない。親系統は、オーストラリア・ニュージーランド食品基準コードに記載されていなければならない。他方、直接的な遺伝子組換え技術を使用した結果導入されたスタック遺伝子含有の作物は、新規のGM系統とみなされ、認可に先立ち安全性評価が必要となる。 5. この方法の科学的根拠は何か。 重要なことは、伝統的な育種法を使用しての2つ以上の認可済みGM系統の交配が食品安全上新たなリスクをもたらす可能性があるかどうかということである。理論的には、新たなリスクが生じる可能性はあるが、新規の形質自体はスタック品種における潜在的相互作用の重要な指標である。現在認可されているGM親系統に存在する害虫抵抗性及び除草剤耐性のような形質の範囲では、かかる形質間の相互作用が新規ハザードもしくはハザードの変質をもたらすと仮定する科学的に妥当な理由は何もない。また、新規のGM特形質が親系統への導入に使用される方法により相互に作用する可能性があると仮定する理由もない。むしろ、潜在的な相互作用は形質自体の性格により確定される。従って、スタックGM食物系統に関連した食品リスクは、通常種に起こるものと基本的に違いはない。全ての新作物種は、商業的な適正及び可能性を判断するために包括的な評価を受ける。FSANZはこの検査方法がスタックGM系統における重大な意図しない影響に対する追加的な保証であるとみなしている。 6. スタックGM系統由来食品に表示は必要か。 認可されたGM親系統と同様に表示が必要である。 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.27/2010(2010.12.27)化学物質p13-14 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/ |
| 地域 | 大洋州 |
| 国・地方 | 豪州 |
| 情報源(公的機関) | 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ) |
| 情報源(報道) | 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ) |
| URL | http://www.foodstandards.gov.au/scienceandeducation/factsheets/factsheets2010/foodderivedfromgmpla5015.cfm |
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