食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03271170475 |
タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、ANSES長官がフランス通信社(AFP)のインタビューで食品中の微量残留化学物質について「このレベルの残留化学物質は必ずしも消費者にとってリスクとはならない」と回答 |
資料日付 | 2010年12月22日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Marc Mortureuxフランス食品環境労働衛生安全庁長官は12月7日のフランス通信社(AFP)のインタビューで食品の微量残留化学物質の問題について、このレベルの残留物質はかならずしも消費者のリスクとはならないと話した。[訳注:「未来世代を守る運動(Mouvement generation futures)」と云う消費者団体が独自に食品の残留農薬検査を実施し、食品から80種を超える残留化学物質が検出され、化学物質の相乗作用や、長期摂取で消費者の健康に影響があるのではないかとの問題提起があったことに対するANSESの対応] APFの質問とANSESの回答は下記のとおり: 質問:消費者団体の「未来世代を守る運動」が実施した調査で10歳の子供が普通に食べる食品から81の物質が検出され、その半分は潜在的に発がん性物質であることが明らかになった。この調査結果は長官にとって驚きか? 答え:幾つかの食品に微量の残留農薬が混入していることはよく知られている。彼らの調査の分析結果は総体的に我々が残留農薬モニタリング(ORP)で収集し、公表しているデータと変わらない。しかし、私は微量の汚染物質が必ず消費者の健康にリスクがあると考えることには同調できない。事実、閾値、即ち消費者のリスクを予防する残留基準値(MRL)を定めた厳しい法的規制がかかっている。検査結果は殆ど全て基準値以下である。 質問:「未来世代を守る運動」が指摘したように、これらの化学物質の混合物の複合作用(effets cocktail:カクテル効果)を無視しているのか? 答え:様々なタイプの汚染物質間の相乗作用の評価は実際に重要な課題である。ANSESはこの問題について国の研究機関の支援を得て研究を実施しており、この研究結果は2011年に出る予定になっている。最も使用されている72種の農薬成分から始めている。最も頻繁に見られる農薬の組み合わせを同定した。この組み合わせから7組を選択し、この複合作用に対するアプローチについて研究するするために毒性試験を実施している。加えてANSESは内分泌かく乱物質(フタル酸エステル類、ビスフェノールA)についても研究を進めている。 質問:結局のところ、消費者は多かれ少なかれこれらの汚染物質に暴露していることを知っているか? 答え:規制の強化により近年は(暴露環境が)著しく改善した。2005年に実施した調査では消費者の28%がDL-PCB(ダイオキシン様ポリ塩化ビフェニル)の勧告値(recommandations)を超えた用量に暴露していた。2010年までの数年間にこの数字が1%にまで低下した。これらのデータは暴露抑制に関する管理措置効果が出ていることを示すものである。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
URL | http://www.anses.fr/PMEC00T7I0.htm |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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