食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03270960476
タイトル オーストラリア農薬・動物用医薬品局(APVMA)、飲料水中の安全な農薬レベルの決定に関する情報シートを公表
資料日付 2010年12月10日
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分類2 -
概要(記事)  オーストラリア農薬・動物用医薬品局(APVMA)は12月10日、飲料水中の安全な農薬レベルの決定に関する情報シートを公表した。
 概要は下記のとおり。
 オーストラリア飲料水ガイドライン(Australian Drinking Water Guidelines: ADWG)を作成・維持しているのは全国保健・医療研究評議会(National Health and Medical Research Council: NHMRC)である。このガイドラインには、関係当局に対し飲料水の品質を評価する基準を提示する目的があり、微生物、水媒介病原体並びに農薬を含む化学物質の管理及びこれら物質の安全レベルを定義する基準が規定されている。農薬ガイドラインにはAPVMAによる登録決定を掲載する。
 ADWGには農薬に関し2つの対応レベルがある。その1つはガイドライン値(Guideline Value)であり、実用的で、容易に入手でき且つ認証された検査方法を用い確実に検出が可能な農薬のレベルに基づいている。農薬がこのレベル以上に検出された場合には、汚染源を特定し、適切な対応措置を取る必要がある。もう1つは、健康値(Health Value)で、保健・高齢化省の化学物質安全性・環境衛生局が各化学物質の一日摂取許容量(ADI)の10%と設定している。ガイドライン値並びに健康値とも水1リットル当たりミリグラム(mg/L)で示される。例えば、現行のガイドラインでは、カルバリルのガイドライン値は0.005mg/L、健康値は0.03mg/Lとなっている。連邦保健・高齢化省並びに持続性・環境・水・人口・地域社会省は、それぞれAPVMAに対しヒトの健康及び環境に関する助言を行う際にこれらのレベルを勘案している。
 NHMRCは現在、ADWGの見直しを行っている。現行版よりも農薬数が増え、また化学物質検出の技術的な進展を受け、ガイドライン値の幾つかが下方修正される可能性がある。健康値についても、毒性モデル化の改善及び様々な化学物質に関するADIの定期的な改訂に対応し、若干の変更が予想される。
 飲料水ガイドラインの全文は以下のURLから入手可能。
http://www.nhmrc.gov.au/_files_nhmrc/file/publications/synopses/adwg_11_06.pdf
地域 大洋州
国・地方 豪州
情報源(公的機関) オーストラリア農薬・動物用医薬品局(APVMA)
情報源(報道) オーストラリア農薬・動物用医薬品局(APVMA)
URL http://www.apvma.gov.au/news_media/community/2010-17_drinking_water.php
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