食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03261210475 |
タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、フランス農業水産省食品総局(DGAL)と欧州委員会保健・消費者保護総局(DG Sanco)と共同で2010年11月18日に動物保健における抗生物質耐性の会議を開催 |
資料日付 | 2010年11月22日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は、「薬剤耐性に関する情報に関するEU会議」の枠組みで、フランス農業水産省食品総局(DGAL)と欧州委員会保健・消費者保護総局(DG Sanco)と共同で2010年11月18日に動物保健における抗生物質耐性の会議を開催した。 細菌や薬剤耐性遺伝子の伝達経路及びヒト/環境、動物(ペット動物を含む)/環境間の薬剤耐性転移のあり方を示す研究が多数発表された。 子牛の大腸菌株フロルフェニコル耐性、豚のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、基質特異性拡張型βラクタマーゼ産生大腸菌(ESBL)などの抗生物質暴露と薬剤耐性間の複雑な相互作用が紹介された。βラクタマーゼ比較疫学でヒトと様々な種の動物の細菌クローンの拡散のみならず耐性の遺伝的決定因子拡散についても観察報告がなされた。 これらの全ての情報はANSESが運営する動物における病原菌の薬剤耐性疫学監視ネットワーク(Resapath:フランス薬剤耐性菌疫学監視ネット(ONERBA)のメンバー)や サルモネラSalmonella ネットワークなどの疫学サーベイランス・ネットワーク及び飼育場、と畜場及び食品のサーベイランスや管理事業から得られたものである。ANSESは公衆衛生及び動物衛生に関する細菌の薬剤耐性の変化について国内で入手できるデータを全て報告書の形で収集している(Farm 3、Resapath、Rseau salmonella)。 畜産の抗生物質使用について実施される薬剤疫学調査はフランスの抗生物質販売監視ネットワークを補完するものである。最初の調査報告書が提出された。それによると2009年には抗生物質販売量は1 ,056トンで、調査を開始してから最も低い数字となった(1999年比で20%の減少)。しかし、抗生物質販売量は必ずしも使用量を示すものではない。最近の抗生物質は薬効が強いので抗生物質投与量は低くなっている。動物の抗生物質暴露評価には、特に薬用量、投与期間、更には期間中の動物数の変化などを考慮する必要がある。1999~2009年の間に、経口投与及び非経口投与による動物の抗生物質暴露レベルは、全体で12.5%増加している。フルオロキノロンと第3及び第4世代のセファロスポリンはヒトの医薬品として特に重要で、動物の暴露量は1999年からそれぞれ2倍と3倍になっている。 2008~2009年の間にフルオロキノロンの販売量と動物の暴露量に変化はなく、またセファロスポリンは減少しているが、1999年から見ると使用量は非常に増加しており憂慮される状況にある。 DGALは動物医薬品としての抗生物質の合理的使用に関する全国委員会を立ち上げることを確認した。 抗生物質販売の透明性確保、獣医の抗生物質使用に関する適正実践ガイド作成、また動物種毎、生産タイプ毎、病気毎のリスク作業の拾い出しなど、抗生物質の合理的使用について実施された事業が動物保健に携わる様々の団体によって紹介された。 詳細情報は下記: 動物衛生における抗生物質に関する会議のプレス資料(33ページ)は下記URLで入手可能: http://www.afssa.fr/Documents/PRES2010CPA16.pdf 動物衛生における抗生物質に関する会議のポータルサイトのURLは下記のとおり: http://www.afssapro.fr/ATB18/ 会議参加者資料(要約集)のカタログ(28ページ)(ANSES概略が分かる)は下記URLで入手可能: http://www.afssapro.fr/ATB18/Documents/DossierParticipantATB18.pdf ANSESの抗生物質関連サイトは下記URLからアクセス可能: http://www.afssa.fr/PNU201.htm 動物由来細菌抗生物質耐性サーベイランス・リポート(104ページ)は下記URLで入手可能: http://www.afssa.fr/Documents/SANT-Ra-FARM2008.pdf 動物病原細菌薬剤耐性サーベイランス・ネットワーク(Rsapath)2009年版報告書(156ページ)は下記URLで入手可能: http://www.afssa.fr/Documents/LABO-Ra-Resapath2009.pdf 繁殖と肥育養豚事業所の抗生物質を含む動物用医薬品購入に関する調査報告書(33ページ)は下記URLで入手可能: http://www.anses.fr/cgi-bin/countdocs.cgi?Documents/LABO-Ra-AntibioEtudPorcin.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
URL | http://www.afssa.fr/PMEC00N701.htm |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。