食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03260840164
タイトル オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、2009年のオランダにおける感染症の現状報告書(抗生物質耐性を特集)を発表
資料日付 2010年12月3日
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概要(記事)  オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は12月3日、2009年のオランダにおける感染症の現状報告書(全50ページ:オランダ語)を発表した。
 2009年のオランダにおける感染症ではQ熱や新型インフルエンザ(A/H1N1型)の発生が最も印象に残る出来事で、当該報告書にまとめられている。この報告書の目的は、オランダ国民に広がった感染症に関する見識を提供することである。また、同報告書はオランダに関連する国外の現在の発生状況にも触れている。この年次報告書に含まれる情報は保健福祉スポーツ省(VWS)政策立案者用に収集されたものである。
 毎年特集を取り上げており、今回は抗生物質耐性に焦点を当てている。主な結論の一つとして、オランダで、特に病院内で耐性病原菌の増加が観察されたことが挙げられている。抗生物質耐性は、耐性菌感染症の治療を困難にするため公衆衛生にとって拡大しつつある潜在的脅威となっている。オランダではヒトの治療用の抗生物質の使用は少なく、動物衛生分野では多い。動物での抗生物質の多用は耐性菌が動物からヒトへと拡散する可能性があることから、ヒトにリスクをもたらすかもしれない。
 加えて基質特異性拡張型βラクタマーゼ(ESBL)産生菌及び多剤耐性腸内細菌の出現は患者の治療に大きな脅威となっている。将来人口の高齢化に伴い抗生物質の使用が増加することが予想され、それによって更に耐性菌の増加をもたらすとみられる。従って、将来にわたって抗生物質の使用をできる限り抑制することが重要である。耐性菌を同定し耐性菌の出現をモニタリングするサーベイランスは、適切な対応措置をとるための基本的なツールである。
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM)
情報源(報道) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
URL http://nl.sitestat.com/rivm/rivm-nl/s?210211006&ns_type=pdf&ns_url=[http://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/210211006.pdf]
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