食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03250600149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、マガキ(Crassostrea gigas)の死滅増加に関する科学的意見書を公表
資料日付 2010年11月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月17日、マガキ(Crassostrea gigas)の死滅増加に関する科学的意見書(2010年10月27日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 2008年及び2009年夏に欧州の主要生産国から養殖マガキの深刻な死滅報告があった。欧州委員会(EC)はEFSAに対し、 カキヘルペスウイルス-1(OsHV-1)μvar 及び環境要因などの原因の可能性について、相関的な重要度の評価を要請した。他の軟体動物種の役割及び成体マガキの感染地域から非感染地域への移動によるリスクについての評価も要請した。
 得られた証拠から、OSHV-1感染は必要原因ではあるが十分原因ではない可能性があることが示された。菌株はOsHV-1 μvar が優占とみられる。温度の上昇や急な変化がリスク要因として示された。認証のない感染の可能性のある卵の導入、個体群や年齢群の移動や混合のような養殖の実施も重大なリスク要因である。マガキに加え、ヨーロッパヒラガキ(Ostrea edulis)、ヨーロッパホタテ(Pecten maximus)、アサリ(Ruditapes philippinarum)にもOsHV-1感受性の証拠があった。18ヶ月齢以上のカキを感染地域から非感染地域へ移動させることは安全でないと結論づけられた。
 委員会は、欧州のカキ養殖業界全体のバイオセキュリティーレベルを改善するために、高い衛生状態の推進と保全、特に”死滅率の増加”を予防及び/又は制御する対策が緊急に必要とされると勧告した。更に、その後の養殖生簀及び天然採取卵からの感染因子の移動リスクを最小化するため、カキ卵の採卵源の衛生的地位を確立する必要がある。衛生的地位の評価には定期的なバッチラボ試験(最低限、OsHV-1標準株(ref strain)及びμvar、 ビブリオ属、及び組織病理学検査について)の結果及び疫学的評価を含めるべきである。進化した診断方法を開発することと、遺伝子型及び疫学的基準を念頭においたウイルス株の鑑別の明確な基準が必要である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1894.pdf
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