食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03250510149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、「内分泌活性物質対策委員会」の科学的報告書を公表
資料日付 2010年11月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月4日、「内分泌活性物質対策委員会」の科学的報告書(2010年8月31日付け)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 抄録
(1)EFSAの科学委員会及びアドバイザリーフォーラム内の議論によって、内分泌活性物質に対するEFSA内共通の手法を開発することが求められている。EFSA内の対策委員会による本報告書の目的は、現状を明らかにし、かつ、科学的問題点やコミュニケーション上の問題点について勧告を提示することである。
(2)特定の諸問題及び新しい規制のためには、評価手法の相違及び評価作業の重複を避けるため、EU機関や加盟国及び海外の最近の動向について継続的に調査する必要がある。EFSAに提案された活動は、欧州委員会環境総局(DG ENV)の援助で進行中の評価作業に寄与すること、並びに、経済協力開発機構(OECD)の化学物質を試験する分野における進行中の活動への参加を継続することである。一般的に容認されるリスク評価手法の開発は、関与している諸問題の複雑さのため、二次的な課題である。
(3)本対策委員会は、食品中の内分泌活性物質への複合暴露のリスク評価のための統一した手法の開発を目標とした活動をEFSAが継続することを勧告する。EFSAは、欧州委員会(EC)や他のEC機関、加盟国の担当当局、国際機関及び提携機関と共通の方策を策定するために、こうした機関や外部の専門家及び利害関係者と前述の諸問題について継続した意見交換の機会を設けることが望ましい。
(4)これらの勧告に従い、内分泌活性物質に関する作業の優先順位付けに関して助言する科学パネルの専門家及び各国の専門家の作業グループをEFSAが発足させることを提案する。また、EFSAは、各加盟国のコミュニケーションの専門家らと連携して「リスクコミュニケーションに関するアドバイザリーグループ」の専門家と共に作業し、かつ、業界団体及び特定の内分泌活性物質の両方に対処するコミュニケーション方策を明確にするために、メディアや利害関係者の動向を継続的に注視し、分析することが望ましい。
2. 緒言
(1)「内分泌かく乱物質 (?endocrine disrupter)」(ED) という用語は1990年代初頭に紹介され、後に「内分泌の機能に変化を与え,それによって個体やその子孫あるいは(亜)集団に有害な影響を引き起こす外因性の化学物質あるいは混合物」(WHO
, 2002)と定義された。しかし、内分泌かく乱は、作用の様式と機序の一種であり、それ自体が毒性学的評価項目(toxicological endpoint)ではない。
(2) 本報告書において、「内分泌活性物質(endocrine active substance、EAS)」は、内分泌系に直接的あるいは間接的に相互作用する可能性があり、それによって内分泌系、標的器官及び組織に影響を引き起こしうる化学物質を説明するために使用される。その影響が有害(「かく乱性」)であるかどうかは、影響の種類、用量及び背景となる生理的な条件に依存する。
3. 物質の優先順位リスト
 内分泌活性の可能性を有する428物質を含むデータベースが2007年に構築され、利用可能になった。当該データベースには、in vivo及びin vitroの毒性学的試験及び生態毒性学的試験の成績、並びに、これらの物質に対する規制状況や分類、ラベル表示等のその他の情報が含まれている。当該データベースは、DG ENVのウェブサイトから自由にダウンロードできる。DG ENVは現在、このデータベースの科学的な性質及び相互作用性の向上、並びに、新しい知見の追加を可能にし、かつ、科学界、規制当局、業界及び市民団体にとって利用しやくする目的のために、このデータベースの改訂を検討している。
 当該データベースは以下のURLからダウンロードしたファイル「EDS_2003_DHI2006.mdb」をダブルクリックすると入手可能。(2003年版以降のMS Accessが必要)
http://ec.europa.eu/environment/endocrine/library/database.zip


国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.24/2010(2010.11.17)化学物質p6
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/14i.pdf

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