食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03250210149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分ヒメキサゾールのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表
資料日付 2010年8月13日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は8月13日、農薬有効成分ヒメキサゾール(Hymexazol)のリスク評価のピアレビューに関する結論(2010年6月24日付け)を公表した。当該文書は、2010年11月4日公表の更新版に差し替えられた。2ページのほ乳類毒性及び7ページ、25ページの作業者暴露に関して内容が一部更新された。概要は以下のとおり。
1. ヒメキサゾールは、再評価プログラムの第3段階パートBにある84種類の有効成分の1つである。理事会指令91/414/EECの附属書Iにある植物防疫製剤への含有を認可された有効成分のリストからのヒメキサゾールの除外、及び、当該成分を含有する植物防疫製剤への認可取消に関する委員会決定2008/934/ECの後、申請者が当該リストへの収載を求めて再申請を行った。再提出された書類には、評価報告書素案(DAR)で特定された諸問題に対処する追加データが含まれた。報告担当加盟国(RMS)のフィンランドが追加報告書の様式で追加データの評価を提出した。欧州委員会(EC)は、追加報告書や寄せられた意見及びDARの必要箇所を検討後、EFSAに、ほ乳類毒性、残留物及び生態毒性の領域に焦点をあてたピアレビューを行い、ヒメキサゾールに関する結論を出すよう求めた。
2. 本報告書の結論は、申請されたてんさい及びトマトに対する殺菌剤としてのヒメキサゾールの代表的な用途の評価に基づいて出された。
3. ほ乳類毒性のセクションで、データギャップも懸念の領域も特定されなかった。てんさいに対する適用のリスク評価を確定するには、利用可能な残留物データが不十分である。温室栽培トマトの利用可能な残留物データによって、土壌栽培トマトには慢性あるいは急性摂取による懸念はないが、水耕栽培トマトの場合は急性参照用量(ARfD)を超過することが示された。トマトに対するすべての適用に、加工食品中の残留物の性質を確認するための加水分解試験が求められる。露地栽培トマトに対する適用についてリスク評価を確定するために、輪作作物試験が必要である。
4. イヌ1年間試験を根拠として、安全係数100を適用したヒメキサゾールの一日摂取許容量(ADI)及び許容作業者暴露量(AOEL)は0.17mg/kg体重/日である。ウサギを用いた発生毒性試験における無毒性量を根拠として、安全係数100を適用したヒメキサゾールのARfDは0.5mg/kg体重/日である。
5. かん注処理したトマト中におけるヒメキサゾールの代謝について調べられている。残留物の主要成分は、ヒメキサゾール(総残留放射能(TRR)の17%)、ヒメキサゾール N-モノグルコシド(TRRの36%)及びヒメキサゾール O -グルコシド(TRRの16%)であった。果実類における規制対象の残留物定義をヒメキサゾールのみとし、リスク評価のための残留物定義をヒメキサゾール及びグルコシド抱合体(ヒメキサゾール-O-グルコシド、ヒメキサゾール-O-ジグルコシド及びヒメキサゾール-N-モノグルコシド)をヒメキサゾールに換算したものとすることが望ましい。
6. (トマト:1mg/kg)の残留基準値案が提案された。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1653.pdf
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