食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03240600450
タイトル Eurosurveillance:集団感染症関連記事「2009年~2010年イタリアのパンデミックインフルエンザA(H1N1)ウイルスの分子検査」、各国の最新疫学報告から
資料日付 2010年10月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance10月28日号(Volume 15
, Issue 43)に掲載された集団感染症関連記事及びURLは以下のとおり。
1.2009年5月~2010年2月にイタリアで蔓延したパンデミックインフルエンザA(H1N1)ウイルスの分子検査:ヘマグルチニン変異と臨床転帰の関連性
イタリアで蔓延したパンデミックインフルエンザA(H1N1)ウイルスについて、病原性に関連する222番目のアミノ酸の変異に着目してヘマグルチニン配列を調査した。169症例において、D222G置換は重篤52症例のうち3例(5.8%)、軽症117症例のうちの1例(0.9%)であった。D222E変異は更に頻繁で、軽症では31.6%、重篤では38.4%にみられた。学童でのD222Eウイルスクラスターは、ウイルス222番目のアミノ酸変異によるヒトからヒトへの感染であることが確認された。
http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=19696
2.各国の最新疫学報告から
(1)フランスの貝類摂取が原因の2件のアウトブレイク
2010年1月にフランスの2ヶ所のリゾート地で貝類の摂取による集団ノロウイルス感染症が発生し、患者37人が確認された。
(2)スウェーデンのピッツェリアでのサルモネラ症集団感染
2010年9月にスウェーデン北部の町で1軒のピッツェリアで食事を摂りS.Enteritidis PT2による患者20人が発生した。店のハム、サラミからS.Enteritidis PT2が検出された。店の冷蔵庫の冷却不足が原因とみられる。
(3)デンマークのソーセージが原因のサルモネラ症集団感染
2010年3月からデンマーク全土においてS.Typhimurium U323による症例が若年層を中心に174人報告され、Teepolseという豚肉ソーセージが原因と確認された。このソーセージを使用したホットドッグが今年の7~8月に全国のコンビニエンスストアで販売されていた。
(4)アイルランドのアヒルの卵が原因のサルモネラ症集団感染 
2009年8月から2010年9月までS.Typhimurium DT8による24症例が報告された。14症例がアヒルの卵の摂取歴があった。3症例はアヒルの卵を使った生のケーキ生地を食べていた。最近の症例は個人農場の非営業用のアヒルの卵が原因のものが多くなっている。
http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=19695
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) Eurosurveillance
情報源(報道) Eurosurveillance
URL http://www.eurosurveillance.org/images/dynamic/EE/V15N43/V15N43.pdf
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