食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03240480149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、現在のパンデミック(H1N1)2009インフルエンザとその動物衛生への影響の可能性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2010年10月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月4日、現在のパンデミック(H1N1)2009インフルエンザとその動物衛生への影響の可能性に関する科学的意見書(2010年9月9日採択、全57ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 最近のパンデミック(H1N1)2009(pH1N1)ウイルスの分析によって、豚起源の可能性が示されている。しかし、ヒトからウイルスが検出される前に豚からの検出は報告されなかった。pH1N1ウイルスの動物感染症例がいくつか報告されており、おもに豚が感染しているが、七面鳥などほかの動物も感染している。豚は、pH1N1ウイルスに感染したヒトに暴露した後に、時折感染している。豚の場合、無症状で経過することがよくあり、臨床症状が認められる場合の症状(咳、発熱)は、一般的に軽度である。現在、EU域内の豚集団に対するpH1N1ウイルスの臨床的影響は最小限と考えられる。
2. 家きんにおいては、繁殖用七面鳥群にのみpH1N1ウイルス感染の集団発生が報告されている。これまでに、pH1N1ウイルスが七面鳥間において水平伝播できるという科学的根拠はない。繁殖用七面鳥が人工授精中にpH1N1ウイルスに感染するリスクについて、注意を喚起することが望ましい。現在までに、野鳥がpH1N1ウイルスに感染した事例は報告されていない。動物衛生の見地から、特定の疾病管理策は不要と考えられる。
3. 既存の豚インフルエンザウイルス(SIV)のワクチンによる感染防御誘導と同様に、pH1N1ウイルスのワクチンが豚の感染防御を誘導することが明示される。そうしたワクチンは、肺におけるウイルス増殖を減少させることによって、疾病を効率よく予防する。しかし、こうしたワクチンを用いた豚への自主的な予防接種は、豚におけるSIV循環を停止させていない。
4. pH1N1ウイルスに対する豚のワクチン接種の緊急性はない。現在、家きん用のH1ウイルスワクチンは利用可能ではないが、家きんにpH1N1ウイルスのワクチン接種をする必要はない。pH1N1ウイルスの毒性の変化などの進化を観察するため、豚及び家きん集団で循環中のインフルエンザウイルスをモニタリングすることが望ましい。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(微生物)No.23/2010(2010.11.04)P15~18 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1770.pdf

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