食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu03220940476 |
| タイトル | オーストラリア農薬・動物用医薬品局(APVMA)、ナノテクノロジーと農薬・動物用医薬品との関係に関するQ & Aシートを公表(その1) |
| 資料日付 | 2010年9月21日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | オーストラリア農薬・動物用医薬品局(APVMA)は9月21日、ナノテクノロジーと農薬・動物用(agvet)医薬品との関係に関する11項目のQ & Aシートを公表した。その概要は以下のとおり。 1. ナノテクノロジーとは何か。 2. 我々は何故ナノテクノロジーを必要としているか。 3. ナノテクノロジーはいかにして発展してきたか。 4. ナノテクノロジーはどのように利用されているか。 ナノテクノロジーの潜在力の多くについてはまだ引き出されていないが、今日利用されているナノ物質の例はたくさんある。豪州連邦科学・産業研究機関(Commonwealth Scientific and Industrial Research Organization: CSIRO)によると、紫外線防止日焼止め、防臭靴下及び超軽量テニスラケットを含むナノテクノロジーをベースとする消費者製品が800点以上すでに利用可能となっている。最近、豪州の企業1社は、工業用化学物質、毒素、石油化学製品など有害化学物質の流出を安全に封じ込め、中和するためにナノ物質利用の製品を発売した。 5. 農薬・動物用医薬品におけるナノテクノロジーの役割は何か。 現在までのところ、ナノテクノロジーはほとんど工業用並びに医療用の利用に関連している。しかしながら、2050年までに90億人に増加すると推定される世界の人口に持続可能な食料と再生可能なエネルギーを供給しなければならないということは、農業及び農薬・動物用医薬品におけるナノテクノロジーの新たな利用につながっている。以下は幾つかの例である。 (1) より少量の農薬及び化学肥料利用 ナノテクノロジーには、農薬や化学肥料の効果を劇的に改善し、農民がより少ない量を使用して同じ結果を得ることが可能となる潜在力がある。例えば、ナノスケールの物質は農薬の運搬及び環境における劣化からの保護に利用出来る。これらの物質は、植物の根元に定着させれば、農薬を実際に必要とされる植物の部位に送達するよう設計できる。緩慢な放出を促すナノメカニズム(slow release nanomechanisms)は、吸収農薬量の判明、過剰散布の回避及び散布される農薬量の減少並びに環境への流出を防止する可能性がある。 (2) より効果的な動物用医薬品 ナノ物質はまた動物用医薬品をより効果的なものにするためにも利用出来る。ナノスケールの送達システムは、医薬品が胃腸管を通じて、最善の効果を発揮するよう必要な箇所に放出されるのを手助けする。このような高度に的を絞った効果的な送達システムは、動物に投与される動物用医薬品量を劇的に削減し、より健全な動物、より少ない食品中残留またより短い貯留期間に繋がる可能性がある。さらに、ナノ物質は食品の安全性を向上させる可能性もある。例えば、家きん類の内臓で一般的にみられる病原菌に結合また排除するナノ物質が開発されている。それにより、病原菌の総菌数を減らし、と畜後における交差汚染の可能性を減少させることが可能となる。 (3) より賢い農業 ナノ物質はまた環境ストレス及び作柄をモニターする野外センサーとして活用出来る。ワイヤレスナノセンサーのネットワークは、農民達が植え付け、収穫、散水及び農薬並びに肥料の使用に関する決定を精度高く行い、廃棄を最小限に抑えることに役立つ重要な情報を提供する。例えば、研究者達はナノテクノロジーを利用して、エチレン、即ち多くの果実の熟成において主要な役割を果たすガス状植物ホルモンを検出する「電子鼻」を開発している。この研究は、品質の向上、廃棄物の減少及び保存剤の必要性減少に繋がる可能性がある。 6. どのようなリスクがあるか。 ナノテクノロジーは、比較的新しい分野で幾つかのリスクを伴っている。現在、ナノテクノロジーの潜在的な影響のすべてについては知られていない。ナノ物質は極めて小さいために生体により容易に吸収され得る。カーボン・ナノチューブ(carbon nanotubes)のような一部のナノ物質は、特定の方法で使用される場合に有害となり得ることが知られている。豪州では、危険とみられるナノ物質への暴露を制限するために労働安全衛生法が整備されている。或るナノ物質と生物及び環境との間の相互作用の有無については研究すべきことが多い。これらのリスク評価及び管理が豪州及び世界中の規制機関の核心的な課題である。社会がヒト及び環境に安全な形でこの新技術のメリットを享受出来ることを確保することはAPVMAのような規制機関の役割である。 |
| 地域 | 大洋州 |
| 国・地方 | 豪州 |
| 情報源(公的機関) | オーストラリア農薬・動物用医薬品局(APVMA) |
| 情報源(報道) | オーストラリア農薬・動物用医薬品局(APVMA) |
| URL | http://www.apvma.gov.au/supply/nanotechnology/faq.php |
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