食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03220870149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、新開発食品成分として「リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン」の安全性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2010年9月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は9月30日、新開発食品成分として「リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン」の安全性に関する科学的意見書(2010年9月10日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 欧州委員会の要請を受けて、科学パネル(NDA)が規則(EC) 258/97に照らした食品成分としての「リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン」Novelose(登録商標)480HAの追加評価を行うよう求められた。当該新開発食品成分は、高アミロースとうもろこし由来の化学修飾されたデンプンである。難消化性デンプン(RS4型の耐性澱粉)を作出するために、澱粉鎖がリン酸基で架橋され、エステル化されている。当該新開発成分は、低水分食品(たとえば、パン、ベーカリー製品、朝食シリアル、パスタ及びスナック類)に15%を最大使用量として使用することが申請されている。
2. 保守的な推定(conservative estimate)に基づく当該新開発成分の一日最大摂取量は、10代男性における平均値の9.0g/ヒト及び97.5パーセンタイル値の25.3g/ヒトと算出された。体重ベースの推定最大摂取量は、若齢小児に見られた(平均値0.38g/ kg体重/日及び上位値の1.09g/ kg体重/日)。
3. 申請者が当該新開発成分の安全性を立証するために記載した毒性学的試験は、欧州で食品添加物E1413(訳注:リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン)として現在使用されている類似物質(varieties)など様々な種類のリン酸化デンプンを用いて行われた。それらのリン酸化デンプン類は、類似したリン含有量を有するが、アミローズ30%未満及びアミロペクチン70%未満のデンプン粒を有する「従来品種の」とうもろこしから製造される。毒性学的試験は、懸念の理由を提示しなかった。10代男性の97.5パーセンタイル値における保守的な推定最大摂取量の101mg/日は、約2
,600mg/日に及ぶ欧州における摂取量と比較して低く、懸念なしと考えられた。当該製品の規格は、一般的なアレルギー誘発食品ではないとうもろこし由来であるとして、0.8%以下のたんぱく質の含有を認めている。
4. 当該新開発成分(リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン)は、申請された使用条件及び摂取量において、安全であると当該パネルは結論づける。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.21/2010(2010.10.06)P5 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1772.pdf
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