食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03210680149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、動物クローニングの現状に関する更新情報について声明を公表
資料日付 2010年9月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は9月17日、動物クローニングの現状に関する更新情報について声明(2010年9月14日付け)を公表した。概要は以下のとおり。
1. EFSAは2010年5月、食品生産用の飼養動物のクローニングの問題に関して見込まれる科学的進展の現状に関する更新情報の要請を欧州委員会から受けた。
2. 本声明は、EFSAの2009年の声明及び2008年の科学的意見書に続くものであり、(1)2010年7月1日までに特定された査読済み科学文献の精査、(2)EFSAのデータ要請で利用可能になった知見、(3)動物クローニングの領域における専門家との討議、並びに、(4)外部の専門家によるピアレビューに基づくものである。
3. 文献検索及び提示された知見を根拠として、牛及び豚以外の動物種に関して食品安全、動物衛生及び動物福祉の見地からの評価を可能にする利用可能な知見は限られていると結論づけられる。クローニング効率は、牛において現在約10%、豚において現在約6%であり、自然繁殖(牛の分娩率は40~55%)や人工授精のような生殖補助技術(ART)の効率より低い。しかし、豚における体外受精胚及び胚移植と比較すると、クローニングは同様の効率(6%以下)を有する。
4. EFSAの2008年の科学的意見書及び2009年の声明で検討された動物クローニングの食品安全、動物衛生及び動物福祉に関連した結論及び勧告の再検討をもたらすような新たな知見は、2009年の声明及び2008年の科学的意見書の公表後、現時点において利用可能になっていない。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.20/2010 P4(2010.09.22)http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1784.pdf
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