食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03210420330 |
タイトル | 英国健康保護局(HPA)、多剤耐性サルモネラ属菌 DT8 (Salmonella Typhimurium DT8)感染症アウトブレイクの調査状況に関する情報を公表 |
資料日付 | 2010年9月17日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国健康保護局(HPA)は9月17日、全国的な多剤耐性サルモネラ属菌 DT8 (Salmonella Typhimurium DT8)感染症集団発生(outbreak)の調査状況に関する情報を6項目のQ & Aを添付し公表した。その概要は以下のとおり。 HPAはこれまで、イングランド及び北アイルランドで66件のヒトへの感染症例を確認している。2008年並びに2009年における件数はそれぞれ、34件及び47件であった。報告された症例のうち、2人は入院、そのうちの1人は死亡した。患者は平均年令が46才で、大部分が男性(61%)となっている。症例は、北アイルランド、またイングランドのほとんどの地域、主に南東並びに北西部で報告されている。 Q & A 1. 多剤耐性サルモネラ属菌 DT8(Salmonella Typhimurium DT8)とは何か。 Salmonella Typhimuriumは他の型のサルモネラ感染症と類似の疾病を引き起す。症状としては、下痢、嘔吐、腹痛、発熱などがある。 2. 従来も同疾病のアウトブレイクが起こっているか。 最近、アイルランドで同型のサルモネラ感染症アウトブレイクが発生した。このアウトブレイクもアヒルの卵との関連が示唆されている。 3. この型のサルモネラ感染症例は年間どのくらい発生しているか。 HPAで記録された従来の発生件数は以下のとおり。 2009年: 71件 2008年: 55件 2007年: 67件 平均件数: 64件 4. このアウトブレイクはどの程度深刻か。 報告された2人の感染者は入院し、そのうち1人は死亡した。サルモネラ属菌は、感染に対する免疫系があまり強くない若年層や高齢者において非常に深刻な疾病を引き起す可能性がある。 5. 今回のアウトブレイクの原因は何か。 調査から、症例がアヒルの卵の摂取に関連していることが強く示唆された。HPAは、症例の増加及び感染源について食品基準庁(FSA)と協力し対応している。 6. HPAはサルモネラ感染症の調査のためにどのようなことをしているか。 アウトブレイクが発生した場合、最初の証拠は確認及び分類のために委託研究所に提出される検体数の増加である。その後、HPAはそれがアウトブレイクかどうか、または症例の増加には以下のような他の説明があるのかどうかについて判断を行う。 (1) 感染症例は海外から来たものかどうか。 (2) 研究所でサンプルが誤った分類をされなかったかどうか。 (3) 研究所でサンプルの未処理があり、そのために実際にはないにも係わらず、頂点があるかのようにみえなかったかどうか。 それでもアウトブレイクが発生したと思われる場合には、アウトブレイク対策チームが設置される。患者は統一質問票を使用する疫学者の面談を受ける。それには、患者の個人情報、病歴、家族の情報、発症7日前に摂取した食品及び接触した動物、食品の購入先、食事の好み、旅行歴などのデータが含まれる。質問票並びに電話インタビューからの証拠に基づき、アウトブレイクが食品由来と思われる場合には、アウトブレイク対策チームが設置される。HPAは、他の人々への感染を阻止するために食品基準庁及び環境衛生局を含む他の機関と協力を行う。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国健康保護局(HPA) |
情報源(報道) | 英国健康保護局(HPA) |
URL | http://www.hpa.org.uk/NewsCentre/NationalPressReleases/2010PressReleases/100917salmonellareactivestatement/ |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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